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カシメロがネリから6度のダウンを奪い4回TKO(写真提供・3150FIGHT)
カシメロがネリから6度のダウンを奪い4回TKO(写真提供・3150FIGHT)

「井上尚弥はビビってオレを避けている。対戦すればクビが飛ぶ」カシメロが体重超過のネリから計6度のダウンを奪い4回衝撃TKO勝利…悪童対決を制してモンスターを挑発…実現の可能性は?

「井上がネリを倒したのは6ラウンドだろう?オレは4ラウンド。オレの方が上だ」
 2024年5月に東京ドームでネリと対戦した井上は1ラウンドにまさかのダウンを奪われながらも6ラウンドに逆転TKO勝利した。だが、ラウンド数だけで言えばカシメロがモンスターを上回った。
 カシメロの豪語はまだ続く。
「もし井上と戦えば?奴のクビが飛ぶよ」
 そして本音を明かした。
「たとえベルトがかかっていなくても井上とならばやるよ。スーパーバンタム級でもフェザー級でもどちらでもいい。フェザー級(のタイトルに挑戦する前の)調整試合をオレとやればいい」
 井上は、来年2月に名古屋でスーパーフライ級の3団体統一王者で、6月13日にWBA世界バンタム級の正規王者に復帰したアントニオ・バルガス(米国)に挑むジェシー“バム”ロドリゲス(米国)とのスーパーマッチが計画されている。その次にフェザー級へ挑むと見られているが、カシメロはその前のテストマッチの相手として立候補したのだ。
 さらにリング誌のパウンド・フォー・パウンドランキング1位の井上に勝ち、その1位の称号を手にしたいのか?と聞かれ「その通りだ」と即答した。
 では井上とカシメロの対戦が実現する可能性はあるのか。
 カシメロはWBO世界バンタム級王者時代の2020年4月に米国ラスベガスで井上との統一戦が決まり記者発表までされていたが、新型コロナの影響で流れた。2023年10月には、元IBF世界スーパーバンタム級王者の小國以載(角海老宝石)とのノンタイトル戦を大橋秀行会長がわざわざ視察に訪れたが、不完全燃焼の負傷判定ドローとなり、評価を落として、挑戦の機会を逃した。その後、計量失格があり、大橋会長は「そういう選手とは怖くてマッチメイクはできない」とハッキリと引導を渡していた。井上にカシメロと戦うメリットは何もない。
 また大橋ジムの配信局は、Leminoで、カシメロとのプロモート契約を更新すると見られる亀田興毅氏は資金面を任せていたLUSHの撤退で開催が危ぶまれた今大会の実施を支援してくれたABEMAを裏切るわけにはいかないだろうから、井上vsカシメロ戦の実現には大きな壁がある。もしこの対戦が実現するとすればカシメロが国際的な競争力を持つ大手のプロモート会社と契約して、さらなる強敵を倒してファンの待望論を盛り上げるか、先にフェザー級の世界王者となって井上が階級を上げてくるのを待ち受けるしかない。ただ何が起きてもおかしくないのが魑魅魍魎のボクシングの世界でもある。
(文責・本郷陽一/RONSPO、スポーツタイムズ通信社)

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