「アルゼンチンへの審判の特別扱いなど存在しない。テクノロジーの時代に不可能」スカローニ監督がエジプト戦の“疑惑の判定”問題を全面否定…「SNSが大きな騒ぎにしているだけだ」
このゴールの取り消しの問題に関しては、FIFA審判委員長のピエルルイジ・コッリーナ氏も、FIFAの公式インタビューで同じような見解を明かしていた。
「ファウルはファウルです。そのファウルが『明白かどうか』は問題ではありません。主審がピッチ上で見逃した場合でもVARは介入することができます。VARはアティアがマルティネスの足を明らかに踏んでいることを確認しました。そのため、その後に生まれたゴールは認められませんでした。もし同じプレーでアルゼンチンが得点していたとしても結果はまったく同じでした。ファウルがゴールからどれだけ離れた位置で起きたか、あるいはファウルから得点までどれだけ時間が経過したかについて明確な制限はありません」
さらにスカローニ監督は、アルゼンチンへの特別扱いの疑惑について、こうも付け加えている。
「もうずいぶん昔からある話です。1986年のメキシコ大会でも、『アルゼンチンは審判に有利に扱われている』と言われ、批判されていました。私が物心ついた頃からずっとそうです。アルゼンチンは常に大会の主役の一つであり、こうした話は、ある意味で『アルゼンチンに勝って欲しくない人たちがいる』ということを選手たちに示す材料として利用されています。もちろん、他の代表チームに勝って欲しくない人たちもいるでしょう。ただ、私たちの場合は、おそらく勝って欲しくないと思っている人の数がもっと多いのでしょう。前回大会で優勝していますからね。そのことは私たちも理解しています」
そしてそういう声は選手にも届いているという。
「だから私たちはそれを選手たちの反骨心につなげています。そのおかげで、彼らはさらに良いプレーを見せてくれるのです」
スカローニ監督はこれらの疑惑の判定騒動を力に変えていることを明言した。これが連覇を狙うアルゼンチンの逞しさやしたたかさの理由なのかもしれない。

