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夏の甲子園にスカウト垂涎のキャッチャーと“隠し玉”はいたのか…ノムさんの元右腕が4強の智弁和歌山と健大高崎からセレクト!

 第108回全国高校野球選手権大会が、いよいよ今日20日に準決勝、22日に決勝が行われ、クライマックスを迎える。横浜の156キロ連発の右腕、織田翔希のプロ評価が急上昇しているが、その一方で捕手や“隠し玉”とも言える分野に逸材はいたのか。元ヤクルト編成部長でヤクルト、阪神、楽天でコーチとして故・野村克也氏を支えた松井優典氏(76)がセレクトした。

 今大会きってのスピードスター、履正社の竿谷凛斗も

 どの球団も夏の甲子園のドラフト候補チェックで最重要ポジションとして注意を傾けているのが捕手だ。昨年本指名でドラフト指名されたのは5人。西武は明大からドラフト1位で指名した小島大河を開幕スタメンに抜擢し、ここまで69試合、打率.262、7本塁打、27打点の成績を残している。ヤクルトも開幕第2戦でいきなり常葉大菊川高卒の3年目の鈴木叶を「3番」で起用して話題を集めた。特殊な技量と共に経験、年数が必要のため、各球団は捕手の逸材探しにやっきになる。
 現役時代に捕手だった松井氏がセレクトした候補は、今日20日の準決勝で織田の横浜と対戦する智弁和歌山の山田凛虎と、同じく準決勝で天理と対戦する健大高崎の大岩翔斗の2人だ。
「山田は、フットワーク、キャッチング、ブロッキング、肩、スローイングのクィックネス、その正確性などすべてにおいて平均以上でまとまっている。今大会では打つ方ではまだ結果が出ていないが、長打力を兼ね備えていて足も速い。素材としては今大会ではナンバーワン捕手ではないか。大学進学を希望しているようだが、4年で体がもっとできてくれば、即戦力捕手として評価がさらにアップする可能性を秘めている」
 ここまで3試合で4番を任されながら11打数2安打で打率.182と結果が出ていない。だが、延長11回にタイプレイクの末、ふりきった敦賀気比戦では、2-2で迎えた8回裏二死一塁から長谷川陽竜の二盗をアウトにして勝ち越されるピンチを防いだ。送球タイムは1.91から1.92秒だった。
 もう一人の大岩は1m80、81の大型捕手。対照的に今大会では、5番を任され打率.429と結果を残している。
「捕手に必要な要素をすべて兼ね備えている大型捕手。目を引いたのはリード面だ。どっしりと投手が投げやすい構え方をしている。包み込むようなイメージ。これは、ある意味教えられてできるものではない。打者をよく観察していて、打ち気のないカウントでは、大胆にストライクをとる。打撃はバットスイングは速く、コンタクト率も高い」
 そして気になる“隠し玉”は3人。各球団でトップ候補としてはリストアップされていないが、松井氏は、「育成あるいは下位指名になるのかもしれないが、どれだけプロで成長していくかを見てみたい将来性への期待枠」という。

 

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