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なぜ従来のCSルールのままシンプルに「アドバンテージ2勝」としなかったのか…「興行優先の改定は理解できるが7戦戦ったチームは日本Sで不利」…今季から特定条件で「5勝先勝の7試合制」

 そしてこう解説した。
「なぜこういう改正になったかの説明は簡単だ。優勝チームが通常のファイナルSと同様に日本S進出を決めるまで、ホームで最低3試合の興行を打てるようにしたということ。ファンにすれば、それだけゲーム差が開いているんだから、『従来のルールに2勝のアドバンテージを加え、2勝すれば日本Sに進出できるように改定して欲しい』という思いが強かったと思う。だが、CSは開催権を持つ経営者からすればビジネスとしても、ドル箱で、野球を盛り上げるためにも重要なポストシーズン。もし7試合までもつれれば、従来よりも1試合分の興行収入も増える。興行優先で試合数を減らさずより優勝チームを有利にしようとした改定は理解できる。ただ懸念も残った」
 池田氏が指摘するのは「ファイナルSの展開次第で日本Sでセパに不平等が起きるのでは?」との懸念だ。
「ファイナルSの7試合は7連戦。フルに戦ったとすれば7人の先発を起用することになる。今季の日程を見ると第7試合が10月20日で日本S開幕が10月24日で中3日しかない。7戦目までもつれると、どちらのチームも、その先の日本Sを想定したような投手起用はできなくなるだろう。もしセパのどちらか一方だけでそういう事態が起きれば、明らかに日本Sでは不利な状況となる。この問題を解決するには、日程に余裕を持たせるしかないのだろうが…」
 これまでパ・リーグのプレーオフ時代も含めて勝率5割未満のチームがCSに進出したのは過去に8回あり、そのうち5回はファイナルSへ進出したが、日本シリーズ進出チームはない。また10ゲーム差以上をつけられたチームのCS出場は31回にも及び、14回でファイナルSに進出している。ただ日本シリーズ進出を果たしたのは2017年の横浜DeNAだけ。この年、横浜DeNAは優勝した広島に14.5ゲーム差をつけられての3位に終わったが、ファーストSで阪神に2勝1敗、ファイナルSでは4勝2敗で広島を下している。
 この時は5試合で決着がついたが、もし広島に2勝のアドバンテージが与えられ、5戦先勝の7試合制であれば、広島に挽回の可能性もあったのかもしれない。横浜DeNAは日本シリーズではソフトバンクに敗れている。
 また過去にパ・リーグのプレーオフ時代も含めて“下克上”日本一は2005年のロッテ、2007年の中日、2010年のロッテ、2018、2019年のソフトバンク、2024年の横浜DeNAと6度あるが、いずれも「優勝チームと10ゲーム差以上」もしくは「同勝率5割未満」の特定条件に該当するチームではなかった。
 今季のCSはファーストSが10月10日、ファイナルSが10月14日にスタート、日本シリーズは10月24日が開幕となっている。

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