5回に悪夢の8失点…「なぜ横浜DeNAは山本祐大を放出したのか」横浜DeNAが6点を守れず広島に逆転負け…専門家は大阪桐蔭卒4年目の捕手松尾汐恩のリードを問題視
スポーツ各紙の報道によると、相川監督は、試合後に5回の8失点の配球をすべて検証し直すことを口にしたという。
前出の評論家も松尾のリードの拙さを指摘した。
「キャッチャーのリードが若い。経験不足だ。阪神戦でも森下にカウント2-2からインコースを要求してそれが甘く入って勝ち越しタイムリーを浴びていた。そこまですべてアウトコース。レイノルズにインコースへ投げ切るコントロールがないことを見極められていなかったし、まずそのカウントを作る前にインコースを使っておかなくてはならなかった。松尾はどのボールを操れているかの見極めもできていなかった」
23日の阪神戦では3-3で迎えた9回二死二、三塁からレイノルズが森下に痛恨の2点勝ち越しタイムリーを浴びていた。
同評論家はさらにこう続ける。
「横浜DeNAはデータやAIを使っているそうだが、肝心の現場がそれを使い切れていないのではないか。馬場はスプリットが武器だが、ストレートがあってこそ生きる球種。松尾はその配球ができていなかった。選手が考えることをしなくなるので私は好まないが、ベンチが配球のサインを出すこともひとつの手段では。高卒4年目の松尾が正捕手となるべき素材でいくらバッティングに秀でたものがあろうと、リード面ではまだ時間がかかることをフロントはわかっていなかったのだろうか。なぜ山本祐大を放出したのか?と改めて思わざるを得ない」
横浜DeNAは5月に山本祐大捕手とソフトバンクの尾形崇斗投手、井上朋也内野手の1対2の電撃トレードを敢行して世間をあっと言わせた。甲斐がFAで巨人へ移籍、海野の打力に不満のソフトバンクからアプローチがあり、山本が2027年オフにFA権を得るという背景も手伝ったそうだが、同評論家は、松尾がまだ経験不足であることを考えると時期早尚のトレードであったことを指摘した。
山本はトレード直後に疲労骨折したこともあり、32試合の出場に留まるが、打率.318、2本塁打、22打点の成績を残し、一方の尾形は、11試合に登板して3勝3敗、防御率3.16、井上は5試合の出場で、まだヒットはない。
最下位の広島と、5位の中日のゲーム差はなく、4連勝の中日と4位のヤクルトが2ゲーム差。そのヤクルトと3位の横浜DeNAが0.5差でクライマックスシリーズの出場権を巡る3位争いが2.5ゲーム差の中で混沌としてきた。打力で勝る横浜DeNAが3位争いを抜け出すかと思われてきたが、ここにきてバッテリーの問題が浮上して4連敗。3位争いの行方がわからなくなってきた。

