「まるで暗黒時代の阪神を見ているような3連敗だ!」巨人が89年ぶりの対阪神7連敗…投打ふるわず丸佳浩の4安打も空回り
得点圏に5度走者を進めながらもタイムリーは1本だけ。これで対才木に11連敗。1962年から1963年にかけて中日の権藤博氏に作られた屈辱的な記録に並ぶことになった。
前出の評論家は厳しく巨人の不甲斐なさを指摘した。
「中15日の才木はいわゆる休み肩でボールが高かった。なのに球威に押し込まれ、追い込まれるとボール球を振る。この3連戦を見ていて何の工夫もない。阪神バッテリーからすると組み立ては楽だっただろう。頭を働かせればバットは止まるはず。丸というお手本が近くにいるのに淡々とアウトを重ねているようにしか見えない。9回に代打で粘って四球でつないだ坂本のように執念を見せた打者が他にどこにいたのか。対才木に11連敗。本当に勝つ気があったのか、と思わざるを得ない。巨人は2位にはつけているが、まるで最下位を抜け出せなかった暗黒時代の阪神を見ているような3連敗だ。あの時代の阪神は、投打が空回りして、こんな風に淡々と黒星を重ねた。巨人のファンは怒った方がいい」
阪神は、中村勝広監督が途中休養した1995年から藤田平監督、吉田義男監督、野村克也監督と引き継いだ2001年までで最下位が6度、5位が1度という暗黒時代を経験している。その間、巨人にはすべて負け越し、1995年には6勝20敗、2000年には9勝18敗とシーズン2桁を勝つこともできていなかった。星野仙一監督のもとで優勝した2003年に勝ち越すまで11年連続で対巨人に負け越していた。
だが、20年以上の月日が巨人と阪神の立場を逆転させた。巨人は残り2試合に勝っても9勝16敗という屈辱的な数字を残すことになる。
まだ橋上監督代行はペナントレースの巻き返しをあきらめていない。だが一方でその先にあるクライマックスシリーズの戦いも念頭にある。
だが、前出の評論家は「CSの見通しは厳しい」という見方をしている。
「アドバンテージ1勝の阪神は3つ勝てばいい。村上、高橋、才木の3本柱に計算が立つ。一方の巨人は、4つ勝たねばならないが阪神打線を封じ込める投手が見当たらない。山崎伊織、戸郷が1か月後に復調しているのかどうかだが、それは見込みの話。一方で打線では、決定的な弱点をさらけだしたダルベックが1か月後にそれを解消できているとはとうてい思えない」
巨人ー阪神戦は9月12日の東京ドーム、10月1日の甲子園の2試合を残すのみ。せめて屈辱の連敗記録にピリオドを打ちたい。

