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阪神の藤川監督の発言が波紋を広げている(写真・黒田史夫)
阪神の藤川監督の発言が波紋を広げている(写真・黒田史夫)

「制限ってなんだ?」阪神の藤川監督が7連敗後に残した“謎のコメント”がSNSで波紋…虎OBの見解は?

 そしてもうひとつの制限の可能性は選手の怪我だ。
「怪我を抱えながら無理して出場している選手をかばった可能性もあります。近本は明らかに疲れが見えます。中野も体調不良でスタメンを外れたケースがあり、森下もオールスターを1試合休みましたよね。15日の中日戦で4三振するなど当たりの止まった佐藤もどこかを痛めているのかと思わざるを得ないような内容の打席が続いています。大山も腰や膝に持病を抱えています。怪我による制限があるのに…との解釈がピタリとくるのかもしれません」
 死球による骨折で長期離脱していた近本は、9試合連続ヒット中だが、9月に入って出塁率は2割台に落ちている。佐藤は2試合連続でノーヒット。本塁打は6日の横浜DeNA戦以来5試合出ていない。森下も9月の打率は.211と急降下している。
 7連敗中3試合で完封負け。2点以上取った試合はない。9月のチーム打率は.211と低迷している。7連敗の間、広島床田、巨人竹丸、中日が高橋宏、マラー、柳といずれもエース格をぶつけられているという巡り合わせの悪さもあったが、このトンネルを脱出するカギは打線の奮起しかない。
 幸いにして2位の巨人も横浜DeNAに3連敗するなど7連敗でもゲーム差が0.5で首位陥落はなくマジックも減った。
 ただ前出の阪神OBは、波紋を広げた藤川監督の「制限」発言が示すもうひとつの懸念をこう指摘した。
「メディア、ファンにも藤川監督が何を言っているかが伝わらない。じゃあ選手、コーチには伝わっているのか、という疑問が浮かびます。コミュ力不足は、コーチ、そして今の世代の若い選手の力を引き出すためには大きな懸念として残ります」
 巨人の橋上監督代行とは対照的に、藤川監督は、コーチ陣が積極的に何か意見を具申できるような組織や空気を作れていない。ほぼ独断で采配をふるっているのでひとつ歯車が狂うと食い止めることが難しくなる。コミュ力不足、つまり説明不足は選手との信頼関係にも影響を及ぼしかねない。残り16試合を8勝8敗の勝率5割で乗り切っても、残り12試合の巨人が7勝5敗で逆転優勝を許してしまうことになる。今日から広島3試合、横浜DeNA2試合、ヤクルト2試合の試練の7連戦がスタートする。連敗ストッパーのマウンドに送るのは、3本柱の一人の高橋遥人。対する広島は9日に8回無失点と抑えられた左腕の床田だ。

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