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ダナ・ホワイト氏(左)は今年6月に建国250周年とトランプ大統領(右)の80歳の誕生日に合わせてホワイトハウスでUFC大会を開催した(写真・AP/アフロ)
ダナ・ホワイト氏(左)は今年6月に建国250周年とトランプ大統領(右)の80歳の誕生日に合わせてホワイトハウスでUFC大会を開催した(写真・AP/アフロ)

トランプ大統領が「彼は暴力的ファイターだ!」と格闘技団体「UFC」のダナ・ホワイト氏に報道官を打診…男女6人のUFCファイターの報道補佐官を求めるもCNNは「断った」と報道

 今年6月には、建国250周年とトランプ大統領の80歳の誕生日を記念してホワイトハウスの芝生の上に巨額な建設費をかけてオクタゴンと会場を作り、UFCの興行を開催した。中間選挙前の広告映像には、この大会の様子と、ホワイト氏の前出のコメントを流していたという。
 米CNNによると、トランプ氏は若い男性に人気のUFCを主催するホワイト氏を通じて、その層の支持を取り付けようとしていたが、「そうした取り組みは成果を上げなかった」という。
 ホワイト氏は7日に英国ロンドンで行われたズッファ・ボクシングの興行後の記者会見で、この報道官打診について聞かれ、「今からトランプ氏に会うためにワシントンDCへ飛ぶところだ」と答え、「月曜日に会談があるので、その後には、きっともっと話せることがあると思う」とコメントするに留め受諾を明言しなかった。
 米CNNは「この件に詳しい関係者によると、ホワイト氏は、この異例の提案を断った」と伝えた。側近の1人は「トランプ氏はこの打診について冗談を言っていた」と語ったという。
 英「ガーディアン」も「一部の識者は、600億円を超えるとも推定される巨額の資産を築いたUFCの経営という高収益の仕事を離れ、年俸19万5000ドル(約303000万円)の政府職に就くことをホワイト氏がためらう可能性を指摘した」と報じた。
 また米ボクシングの専門メディア「ボクシング・シーン」も、この問題を取り上げて、たとえ、ホワイト氏が報道官を引き受けても、そのマスコミ対策で問題が生じる可能性について、こう報じた。
「UFCにおいて、ホワイト氏は好意的な報道や、厳しい追及を伴わない質問をしてくれる記者たちと親密な関係を築き、彼のスタッフは通常の試合後の記者会見の冒頭でそうした記者たちが次々と質問することを認めている。その質問はしばしば、あらかじめ伝えたいと考えている論点を取り上げるものだ。こうした関係はズッファ・ボクシングの興行でも続いている。その一方で自分と意見が食い違う記者や好意的ではない報道をした記者に対して口論を繰り広げて場合によっては取材を禁止してきた。批判に対する過敏な反応は、CNNのケイトラン・コリンズ、ABCのジョナサン・カールとメアリー・ブルース、NBCのピーター・アレクサンダーら報道陣の中でも評価の高い記者たちから、すぐに厳しく追及されることになるだろう」
 そしてプロモート会社「マッチルーム」のCEOであるエディ・ハーン氏や、元6階級制覇王者で「ゴールデンプロモーション」の代表であるオスカー・デラホーヤ氏も、ホワイト氏を激しく批判していることを伝えた上で、「デラホーヤ氏は(ホワイトハウスの)特別特派員として引き続き起用され、ホワイト氏に次々と質問を浴びせることでライバルの怒りを買うことを喜んで受け入れるに違いない」と皮肉を込めて批判した。
 ホワイト氏は、CNNの「ホワイト氏が断った」という報道後に自身のインスタグラムのストーリーにホワイトハウスの記者会見室にいる自身の写真を投稿。その写真には「次の章へ」というキャプションが添えられていた。

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