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カブスからFAの鈴木誠也に5年229億円の契約予想が(写真:ZUMA Press/アフロ)
カブスからFAの鈴木誠也に5年229億円の契約予想が(写真:ZUMA Press/アフロ)

なぜ鈴木誠也に5年229億円の高評価が?…外野手の“売り手市場”と目を引く「134wRC+」と守備指標「DRS」の改善…ブルージェイズ最有力もマリナーズ、レッドソックスら5球団も候補に

 カブスからFAの鈴木誠也(32)のFA市場での評価が急上昇している。カブスは17日が回答期限の1年2315万ドル(約36億5000万円)のクオリファイング・オファーを提示しているが拒否が濃厚で米「ジ・アスレチック」、米「ブリチャー・レポート」は5年1億4500万ドル(約229億円)の大型契約を予想し、有力候補に岡本和真(30)が所属するブルージェイズをあげた。またマリナーズ、レッドソックスなど5球団が獲得に乗り出すとも報じられている。なぜ鈴木の評価がこれほどまでに高いのか。

 シルバ―スラッガー、ゴールドグラブ賞の最終候補

 鈴木誠也は2021年オフに広島からポスティングでカブスに5年8500万ドル(約134億3000万円)で移籍した。5年間で通算113本塁打、382打点、平均打率.269の成績を残して今オフにFA資格を得た。
「ファン・グラフス」によれば、鈴木はこれまでに15.6 WARを記録し、カブスに約1億2500万ドル(約197億5000万円)相当の価値をもたらしたという。
 すでにカブスは、優先再契約オファーである1年2315万ドル(約36億5000万円)のクオリファイング・オファーを提示しているが拒否が濃厚で17日の回答期限をもってFAとなる。
 その中で「ジ・アスレチック」と「ブリチャーレポート」が鈴木の契約予想を5年1億4500万ドル(約229億円)と見積もった。また前出の「ファン・グラフス」は、FAランキングで野手ではトップの2位とし、4年1億800万ドル(約171億4000万円)、「スポトラック」も4年1億996万ドル(約174億5000万円)と予想。
「ESPN」はランキング5位で4年9000万ドル(約142億2000万円)とやや抑え気味だったが、5年前の評価からは大幅アップだ。
 なぜ鈴木のFA市場の評価が急上昇しているのか。
 ひとつは、今季鈴木がWBCでの右膝負傷で開幕に出遅れたが143試合で打率.270、26本塁打、86打点、OPS.841、4.5WARのメジャー移籍後、最高の成績を残して、シルバースラッガー賞、ゴールドグラブ賞の最終候補入りを果たしたことにある。
 メキシコの専門メディア「アルバット」によると、特に目を引くのは134というwRC+(補正得点創出)だ。この指標は、球場やリーグの環境による補正を加えた得点創出力で「鈴木が平均的なメジャーリーガーより34%も高い攻撃力を発揮したことを意味する」という。また選球眼に優れ今季の81四球はメジャーでのキャリアハイとなった。
「ESPN」はその守備力を高く評価した。
「興味深いことに鈴木の守備による得点貢献(DRS)は移籍後4年は、平均前後で推移していたが、今季はプラス9まで急上昇した。前方に飛んだ打球への対応と送球する肩の強さの両方で改善が見られた」
 そしてもうひとつは、今オフのFA市場では、野手、特に外野手に大物がおらず、売り手市場となっているという相対的な事情がある。阪神からポステイングされた佐藤輝明も外野手としてカウントすると、その佐藤と、マリナーズのランディ・アロザレーナ、同僚のイアン・ハップくらいしか見当たらない。競争相手が少ないため、FOXスポーツは、鈴木をこう評した。
「この冬のFA市場で最も大きな長打力を持つ選手と言っても過言ではない。鈴木はメジャーのキャリアにおいて最も攻守のバランスが取れたシーズンを終えたばかりだ。右翼の守備でも十分な存在感を示し右打席から強力な打撃を発揮している」
 では移籍先はどこが有力なのか。

 

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