「いつもの近藤健介じゃない」未だ無安打の”出塁王”はチェコ戦スタメン落ち濃厚…不振理由は大谷翔平の後ろを打つ重圧か…ソフトバンク専門家が「見極めができていない。進塁打の影響もある」
WBCの1次ラウンドで日本が1位通過で準々決勝進出を決めたが、心配なのがまだヒットのないソフトバンク近藤健介(32)の状態だ。井端弘和監督(50)は、今日10日のチェコ戦ではこれまで出番のなかった選手の出場を優先し、近藤をスタメンから外すことが濃厚だが、勝負の準々決勝からも近藤を使い続けるのか、それとも外すのか。ソフトバンクの野球に詳しい評論家の池田親興氏(66)が緊急提言した。
「1本出れば変わる可能性が」
侍ジャパンが全勝でチェコ戦を残して1位通過で準々決勝進出を決めた。まずプールDの2位チームと当たる。ドミニカ共和国か、ベネズエラか、いずれにしろ強敵だ。
白星が続いていることでそこまでクローズアップはされないが不安材料はある。まだ3試合でヒットのない近藤だ。
8日の豪州戦では井端監督が「近藤選手になんとか結果というか、打って欲しかった。大谷選手が歩かされるケースもあるのでこのような打順を組んでみました」との狙いをもって台湾、韓国戦と2番を打っていた近藤に代えて鈴木誠也を2番に置き、近藤は3番となった。
それでも近藤は結果を出せなかった。8回の満塁の好機には、相手投手が左腕にスイッチしたこともあって代打に森下翔太を送られた。
今日10日のチェコ戦に関して井端監督は「出ていない選手、打席数も立ってない選手もいるとは思うので、そういうのも踏まえてこれから考えようと思っている」とも口にしており、ここまでスタメン出番のなかった佐藤輝明、周東佑京、森下がスタメンで起用される可能性が高いだろう。
だが、ソフトバンクの野球に詳しく年間を通じて近藤ウオッチを続けているチームOBで阪神、ヤクルトでプレーした池田氏は「チェコ戦でも途中からでいいので近藤を使って打席を積ませるべき」と提言した。
「1本出れば変わると思う。アメリカに渡る前にできる限り打席を積ませて、修正機会を作ってあげるべき。もともとトップクラスの技術を持つ近藤のことだから、どこが悪いかはわかっていると思う。気持ち的にも1本出れば楽にもなる」
池田氏は、ここまでの3試合を見て「いつもの近藤じゃない」と分析している。
「近藤の良さは、その左右に打ち分けられる卓越したバットコントロールは、もちろんだが、4度タイトルを獲得している高い出塁率にある。ボールの見極めだ。それができていない。韓国戦では7回に貴重な四球を選び、鈴木の押し出し四球につなげたが、あれは見極めたというより相手の自滅。球審の高低を広くとり、左右が狭い不安定なストライクゾーン判定がその見極めに影響しているのかもしれない。また大谷の次を打つプレッシャーはある。2度引っ張って進塁打を打った。サインではないとは思うが、ヒットではなく進塁打を意識しすぎたことで、バッティングを微妙に狂わせることにつながっているようにも見える」

