「彼がやっていることは異常だ」大谷翔平の防御率0.74、6回無失点&3安打5度出塁にDバックス指揮官は呆然…出番なかった敵ストッパーも「世界に与える影響を大きく変えてしまった」
ドジャースの大谷翔平(31)が3日(日本時間4日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に「1番・投手兼DH」で出場し、投手では6回2安打無失点6奪三振で6勝目をマーク。規定投球回数に1イニング足りなかったものの防御率は0.74まで下がり、打者では4打数3安打2四球で5度出塁し、ついに打率は.301に上昇。身内だけでなく敵チームからも称賛の声が相次いだ。なお大谷は今日4日(日本時間5日)の同カードは“休養”となりウィル・スミス(31)がDHを務める。
ロバーツ監督が6回で降板させた理由は?
もう誰も二刀流スターを攻略することができない。
4回二死までパーフェクト。ピンチらしいピンチは5-0で迎えた6回だけ。この試合初めての四球とヒットで一死一、二塁とされ2023年の新人王であるコービン・キャロルを迎えるも、98.6マイル(約159キロ)のフォーシームを低めに投じて、狙い通りに二ゴロ併殺打に仕留めた。2回には、4番のノーラン・アレナドの頭部付近にボールが抜けて転倒させ、ベンチでトーリー・ロブロ監督が不快感を示してクビを振るなどして緊迫した空気が流れた。
結局、アレナドは高めの釣り球で三振。その適度な荒れ球がダイヤモンドバックス打線を戸惑わせ狙い球を絞り込ませなかった。
まだ89球だったが、点差が開いたこともあり、デーブ・ロバーツ監督は6回で降板を指示した。
防御率は0.74まで向上。あと1イニング投げていれば規定投球回数をクリアして一気にリーグトップに踊り出るところだった。
MLB公式サイトによると、1913年に自責点が公式記録となって以来、シーズン最初の10先発終了時点で大谷より低い防御率を記録していた先発投手はオープナーを除き、わずか2人しかいない。2021年のジェイコブ・デグロムの0.56、 1966年のフアン・マリシャルの0.59だけだ。
サイ・ヤング賞の獲得のためには投球回数のクリアが条件になるが、映像メディア「Bleed Los: Dodgers & MLB News Podcast」によると、ロバーツ監督は続投を「考えていましたよ」としながらも、「フリーランドのタイムリーでさらに追加点が入ったのでね。7点差がある状況で、翔平を7回まで投げさせる意味はあまりないと感じました」と説明した。
サイ・ヤング賞争いのライバルであるフィリーズのクリストファー・サンチェスは、50回2/3連続無失点をマークするなど、ここまで13試合、86回1/3を投げて防御率1.46、7勝2敗の数字を残している。
一方の大谷は10試合で61回しかクリアできていない。
ロバーツ監督はその点を突っ込まれ「もちろん(投球回数は)意識しています。ただ、まずは試合を戦わなければいけません。私はチームにとって何が最善かを考えて試合を運営する必要があります。それに3人との争いも6月3日に決まるわけではありません。まだシーズンは長いですからね」と受け流した。
「スポーツネットLA」によると、大谷自身も6回無失点の投球内容については「前回よりは良かったと思います。凄く良かったかと言われるとちょっと分からないですけど前回よりは確実に良かったと思います」と振り返っている。

