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中日がドロ沼の6連敗。井上監督の表情も冴えない(資料写真・黒田史夫)
中日がドロ沼の6連敗。井上監督の表情も冴えない(資料写真・黒田史夫)

「ドラゴンズに何が起きているんだ!」中日がお粗末な内野手“お見合い”エラーでドロ沼6連敗…泉口の抜けた“ヤング”巨人に警戒心に欠ける「甘い野球」で勝率は1割台に

 中日が22日、前橋での巨人戦に1-5で敗れ、ドロ沼の6連敗を喫した。2回には内野フライを一塁と三塁がお見合いして4点目をお粗末な失態。借金は13に膨らみ勝率が1割台に落ち込んだ。20試合以上を経過して勝率2割を切るのは中日の球団史上初の屈辱だという。

 石塚への配球ミスで2点タイムリー三塁打を浴びる

 まさかのシーンに地方球場の前橋まで駆けつけたドラファンは言葉を失った。
 2回だ。3点を失い、なお二死三塁で、東北福祉大出のドラフト2位のルーキー、櫻井は4番のダルベックを内野フライに打ち取ったかに見えた。だがそのマウンドの手前付近に高く舞い上がった打球を三塁のボスラーと一塁の阿部が“お見合い”。落ちる直前に阿部が飛びあがって捕球しようとしたが、はるか遠いところで打球がポーンとはねて三塁走者が生還した。記録は阿部のエラー。ピッチャーの頭上に上がった打球は三塁か一塁がカバーするのが鉄則。捕手の石伊は阿部を指差して声を出していた。確かに上空に強い風が吹いていたが、草野球レベルのお粗末プレーで4点目を献上することになった。
 中日スポーツなどスポーツ各社の報道によると、試合後、井上監督は、このシーンを振り返って「たかが1点じゃないんだよね。あのダメージはでかい」と嘆いている。
 しかも、この回のミスは、これだけではなかった。
 先頭の7番の平山に1球もストライクが入らずに四球を与え、続く浦田にはエンドランを仕掛けられて二進を許して、まだプロで1本もヒットのないドラフト1位ルーキーの投手の竹丸にもセンター前ヒットを打たれたのだ。

 一死一、三塁から佐々木に一、二塁間を破られる先制タイムリーを許し、さらに一死一、二塁と続くピンチでキャベッジをゲッツーにおあつらえ向きのショートゴロに打ち取った。だが、カバーに入った田中の体がホーム側へ流れ、一塁への送球もホーム側にそれてゲッツーを取れず、本来なら今回を1失点で食い止めているところが、逆に一、三塁にピンチを拡大することになった。
 そして花咲徳英高からドラフト1位指名され2年目でプロ初スタメンとなった3番の石塚にライトフェンス直撃の2点タイムリー三塁打を浴びてしまう。石塚は、前日の試合前練習で、打球を顔面にぶつけた泉口が救急搬送される緊急事態に急遽、試合前ギリギリにファームから緊急招集されていた。
 現役時代にタイトル獲得経験のある評論家の一人は「石塚の三塁打もインサイドワークで防げた。警戒心に欠けたミスだ。先の阪神3連敗からずっと配球ミスが目立つ」と指摘した。
「石塚は1回無死二、三塁のチャンスにフォークを見送って三振している。この2打席目のチャンスは“絶対に打ちたい”と気持ちが前のめりになり、初球から積極的にスイングを仕掛けてくることは容易に想像できた。実際外角に大きく外れる初球のカットボールに手を出して空振りしている。こういうバッターにストライクはいらない。なのに2球目にカーブが甘く外角高めに入り逆方向へもっていかれた。警戒心の欠けたコントロールミスであり、配球ミス。中日が浮上できない野球の甘さを象徴している」

 石塚は、その後、3打席連続三振。悔やまれる1球だった。

 

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