「大谷へのサイン伝達疑惑のキム・ヘソンが次の報復標的?」韓国メディアが危惧する遺恨を残したド軍とジ軍報復合戦の第2ラウンド…通算204勝伝説OBは「これは野球の一部」と擁護も
ドジャースのキム・ヘソン(27)が23日(日本時間24日)の敵地でのジャイアンツ戦で大谷翔平(31)の打席で二塁走者としてサインを盗み伝達したではないかの疑念を投げかけられ、先発のローガン・ウェブ(29)が声を荒げるシーンがあった。メジャーでは二塁走者がクセなどを盗んで球種を打者に教えるのは違法ではないが、この試合では2日前に暴言疑惑で騒動となったダルトン・ラッシング(25)が故意死球を受けるなどの報復合戦があって遺恨を残し、韓国メディア「マニアタイムズ」は「キム・ヘソンが次の標的になる」と危惧した。
ウェブの「ブラックリスト」に載った可能性が?
キム・ヘソンの「サイン盗み疑惑」が起きたのは4回だ。
この回で2点目となるタイムリーをレフト前へ放ったキム・ヘソンは、続くアレックス・フリーランドの四球で二塁へ進んだ。
打席に大谷を迎えた次の瞬間だった。捕手のパトリック・ベイリーが右手でウェブに合図を送り、ウエブはプレーを外して、数歩、二塁走者のキム・ヘソンへ歩み寄り、にらみつけて何やら怒鳴り声をあげたのだ。キム・ヘソンがどんな動きをしていたかは定かではないが、大谷へ球種を伝達したのではないかとの疑念を抱き怒ったのだ。
メジャーでは、電子機器などを使ってサインを盗まない限り、二塁走者が、肉眼で投手のクセや、キャッチャーの構えなどを確認して、打者へ球種を伝達する行為は違法ではない。佐々木朗希も、レンジャーズ戦で二塁走者が怪しい動きをして、球種を伝達されていたのではないかという騒動に巻き込まれたことがある。
韓国メディア「ノーカットニュース」によると、この試合を中継したドジャースの地元放送局「スポーツネットLA」の実況アナであるジョー・デービス氏は、「ウェブがキム・ヘソンに怒鳴っているがサインを伝達しているのではないかと疑っている」と指摘した上で「これは公平なことであり野球の一部であり技術の一つだ。投手の立場でそれが気に入らないなら(サインが)伝わらない仕組みを考えなければならない」と、なんら問題がないことを強調。
ドジャースOBで解説を務める通算204勝利のレジェンド、オレル・ハーシュハイザー氏も「これは野球の一部だ。「捕手はあえて逆方向に構えたり、(サインを出す)動作を遅らせるなどして伝達する時間を与えないようにすることもできる」とキム・ヘソンを擁護した。
ウェブは、その後もずっとキム・ヘソンをにらみ続けた。キム・ヘソンに怪しい動きは一切なく、大谷は5球連続でチェンジアップで攻められ空振りの三振。ウェブは、その後、7回まで投げたが、ドジャースを無失点に抑え込んでいる。
ただ6回一死走者無しからウェブがラッシングに報復死球をぶつける騒動が起きた。MLB公式サイトによると、試合後、デーブ・ロバーツ監督は、「これも野球だが、向こうはぶつけてくる。ウェブはコントロールがとても良い投手だ。分かっている。彼らは否定するだろう。それでいい」と故意死球であったことを指摘した。

