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レッドブルのフェルスタッペンが今季初の表彰台にあがった(Getty Images / Red Bull Content Pool)
レッドブルのフェルスタッペンが今季初の表彰台にあがった(Getty Images / Red Bull Content Pool)

「ハミルトンとのバトルは最高だった」引退騒動のフェルスタッペンがカナダGPで今季初の表彰台…ハジャーも5位入賞でレッドブル勢が上昇の兆しを見せた理由とは?

 F1の今季第5戦、カナダGPの決勝が24日(日本時間25日)、モントリオールのジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで行われ、開幕から不振が続いていたレッドブルのマックス・フェルスタッペン(28、オランダ)が3位に入り今季初の表彰台に立った。6番グリッドからスタートしたフェルスタッペンは、他車のピットインやリタイアもあってレース中盤には2位に浮上。終盤にフェラーリのルイス・ハミルトン(41、英国)と激しいバトルを演じた。今季から導入された新レギュレーションに不満を示し、F1引退も示唆したどん底の状態から一転して「前線でレースをするのはいつだって楽しい」と満足感を漂わせた。なお優勝はメルセデスのキミ・アントネッリ(19、イタリア)が4連勝を飾った。

 「前向きな結果に満足している」

 表情や口調を含めたすべてが前日から大きく変わっていた。
 6台がリタイアする大荒れの展開となったカナダGP決勝。6番グリッドからスタートし、一時は2位に浮上したフェルスタッペンは、終盤にハミルトンの後塵を拝して3位でチェッカーフラッグを受けたレース後に笑顔を浮かべた。
 英国のF1専門メディア『GP BLOG』が元世界王者のコメントを伝えた。
「レースを通じていくつかの素晴らしいバトルがあった。特に終盤のルイス(・ハミルトン)とのバトルは最高だった。前線でレースをするのはいつだって最高だよ。すべてが上手くいかない週末が続いていただけに、レッドブルが初めて表彰台に立てたのは極めて前向きな結果だし、僕自身も満足している」
 前日23日(日本時間24日)は、7番グリッドからスタートしたスプリントで順位を上げられずに7位にとどまり、公式予選でも3回目(Q3)で6位に甘んじた。開幕から好調を維持するメルセデス、マクラーレン、フェラーリの後塵を依然として拝し続ける状況を受けて、セッション後にはこんな言葉を残していた。
「もしこのままの状態が続くなら……まあ、どうなるか見てみようじゃないか。ただ、僕にとって、この状態を続けるのは精神的に耐えられない。絶対に無理だ」
 今季から導入されたF1のレギュレーションを、F1本来の魅力をスポイルしているとして公然と批判。レッドブルでの不振も相まって、8位に終わった第3戦の日本GP後には今季限りでのF1引退を示唆して大騒ぎに発展した。
 4月だけでなく今月に入っても、GPシリーズの合間を縫ってGT3レースに参戦。他のジャンルに興味を示しているフェルスタッペンが心の内側に秘めてきた不満が、さらに大きくなって迎えた決勝は予想外の展開を見せた。
 雨を見越してインターミディエイトタイヤを履いていたマクラーレン勢は、早めのピットインを余儀なくされた。スプリントに続いてマクラーレン勢がトップを巡ってデッドヒートを繰り広げ、29周目にはジョージ・ラッセル(英国)がマシントラブルでまさかのリタイア。38周目にはマクラーレンのランド・ノリス(英国)もリタイアした展開で、フェルスタッペンは一時は2位に浮上した。
 首位を快走し、4連勝を果たしたメルセデスの19歳、アントネッリには追いつけない。逆にハミルトンに追い上げられ、白熱の攻防を繰り広げていた62周目についにオーバーテイクされ、そのまま69周の決勝を終えた。

 

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