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試合後にブラジルのクーニャが日本に向かって罵声を浴びせた(写真・AP/アフロ)
試合後にブラジルのクーニャが日本に向かって罵声を浴びせた(写真・AP/アフロ)

「もっと殴られたいか?」「威厳をなくした!」ブラジルFWクーニャの塩貝への挑発行為を巡ってSNSで両国ファンが“バチバチ”火花…本人は「ブラジル人でない人に語られると腹が立つ」

 日本がブラジルに逆転負けを喫した試合後に日本代表のFW塩貝健人(21、ヴォルフスブルク)に対してブラジル代表のFWマテウス・クーニャ(27、マンチェスター・ユナイテッド)が行った挑発行為が波紋を広げている。その後も自身のインスタグラムで挑発を続けたクーニャに対して、日本のサポーターから抗議が殺到し、これに対してブラジルサポーターの反論が飛び交う異常事態に発展。塩貝がブラジル戦前に発した発言が火をつけた騒動は収まる気配を見せていない。

 「小僧!敬意を示せ!」

 スタジアムを離れてもクーニャの怒りは収まらなかった。
 自身のインスタグラムのストーリー機能に自身と塩貝とが同時に写っている写真を投稿。日本を含めた世界へ広く伝わって欲しいという思いからか。そこへポルトガル語ではなく英文による2つのメッセージを添えた。
「Now you know a little bit more about us(これで私たちのことを少しは理解しただろう)」
「Never above anyone, but never below either(誰よりも上になることはなく、かといって誰よりも下になることもない)」
 ブラジルの大手紙『O GLOBO』は、BGMもつけられているクーニャの投稿を次のように補足している。
「BGMには米国のラッパー、ケンドリック・ラマーが作曲した『Humble』が使われている。英語の『humble』は『humilde(謙虚な)』を意味する」
 つまりは写真とメッセージ、そしてBGMのセットで、塩貝に対して「謙虚になれ」と念を押したのだろう。
 投稿からさかのぼること数時間前。前半に日本に先制されながらも、システムを変えた後半に入ってMFカゼミーロ(マンチェスター・ユナイテッド)とFWガブリエル・マルティネッリ(アーセナル)の連続ゴールで逆転勝利をもぎ取り、ベスト16進出を決めた直後に見せたクーニャの行為が大きな注目を集めた。
 マルティネッリとの交代でベンチへ下がっていたクーニャが日本の選手たちへ向けて、右手の指を広げるジェスチャーを見せながら大声で吠えた。
 ブラジルメディアの『Globo Esport』は、クーニャの右手はブラジルがW杯で優勝した回数の「5」を示していたとした上で「彼は『俺たちは5度優勝している』と日本へ向けて叫んだ」と伝え、さらにスペインのスポーツ紙『AS』は「クーニャは塩貝に向かって『小僧、敬意を払え!』と挑発した」と補足した。
 背景にはブラジル戦を前にして、塩貝が残したコメントにある。
 日本のベースキャンプ地、テネシー州ナッシュビルでブラジル戦へ向けた練習を再開させた26日(日本時間27日)に塩貝が日本の報道陣の取材に応じた。その報道を引用する形で、前出の『O GLOBO』が塩貝のコメントを伝えた。
「報道陣から『ブラジル代表で最初に思い浮かぶイメージは』と問われた塩貝は『ネイマール』と即答し、さらに『彼はもう昔のネイマールではない。大丈夫だと思う』と続けた。彼は今大会で強いというイメージを抱くチームとしてフランスとアルゼンチンを挙げ、ブラジルについては『昔はすごく強かったけど、今はどうなんですかね』と続けた」
 報道は当然ブラジルの選手たちの元へ届いた。挑発と受け止めたクーニャは黙っていなかった。後半アディショナルタイムに逆転弾を決めた余韻が残る試合後の取材エリアで、クーニャが残したコメントを同メディアが伝えた。
「僕たちは常に日本代表チームを深くリスペクトしているし、彼らと対戦するのがどれほど難しいかを、世界サッカーの舞台でどれほど成長したのかも理解している。僕にとっては、彼らは最高のサッカーをする代表チームのひとつだ」

 

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