「巨人はまだ死んでいない」巨人が泉口のサヨナラ2ランで中日に”激勝”し連勝の阪神に「1」ゲーム差で食らいつく…「阪神はマジック12もまだ通常モードに戻っていない」
巨人が18日、東京ドームでの中日戦に泉口友汰(27)のプロ初のサヨナラ2ランで勝利して連敗をストップした。阪神も広島に2-1で連勝したためマジックは「12」に減ったが、ゲーム差「1」のまま食らいついた。現役時代にタイトル獲得経験のある評論家の一人は「巨人はまだ死んでいない。阪神もまだ通常モードに戻ってはいない。マジックが一桁になるところが分岐点」と指摘した。
大城からの「本塁打お願いします」のリクエストに応えた
橋上監督代行が「本当に見応えのある投手戦。相手の投手を褒めるわけじゃないですが、なかなか打者は大変だなというような投球」と振り返った井上と金丸の両先発が共に得点を許さない緊迫の投手戦は1球でケリがついた。
0-0で迎えた9回だ。一死から松本がセンター前ヒットで出塁すると、大城から「本塁打お願いします」とリクエストされていた泉口がインハイに抜けてきたスライダーを一閃。打った瞬間それとわかる打球はプロ初のサヨナラ2ランとなってライトスタンドへ消えていった。金丸の113球目。高く浮いた失投だった。
「プロ初のサヨナラ。こんな感じなんだ。まさか打てるわけないと思っていた。本当にびっくり」
お立ち台に上がった泉口も興奮が冷めやらない。
「欲を言えばあの回に何とか1点を取れてすんなりいければ良かったんでしょうけど、現状を考えればどんな形でも勝つに越したことはない」
橋上監督代行が悔やむのは8回のチャンスだ。
先頭の坂本がセンターフェンス直撃の二塁打で出塁した。通算2472安打目。長嶋茂雄氏の通算安打数を抜きNPB歴代単独9位となった一打だ。浦田の怪我による離脱で、1軍昇格即スタメンとなった吉川がバントを決め、一死三塁の得点機をつかむも、代打の丸がフルカウントから外角低めのボール球の変化球に手を出して空振りの三振。さらに8回無失点の井上に代え、石塚を送るもショートゴロ。ヘッドスライディングを試みるも間一髪アウト。橋上監督代行はリクエストを求めかけたが取りやめた。ここで1点を取っていれば井上に勝ちがついていた。
ただ中日の走塁ミスを強固な守りで見逃さなかった。
5回無死一、三塁で金丸が一塁側へバント。セーフティスクイズではなく、中日の走者への指示は「打球によっては(突入)」と中途半端なものだったため、スタートを切っていた三塁走者の花田が、速い打球を見てから戻ったため、チャージをかけてきたダルベックが三塁へ送球してアウトにしたのだ。さらに一死一、二塁とピンチは続くも、今度は、福永のショートライナーで、二塁走者の石伊が飛び出していて、泉口が素早くセカンドへ送球してダブルプレー。巨人はピンチを守りで防いだ。
現役時代にタイトル獲得経験のある評論家の一人は「巨人はまだ死んでいない」と指摘した。
「残りゲーム数は、巨人が阪神より3試合少ないがそれが決して不利というわけではない。首位に立てば逆に阪神にプレッシャーを与えることになる。8回に丸がボール球に手を出さずになんとかしておくべきだったが、勢いという点ではサヨナラ勝利の方がつく」
ただ橋上監督代行は「前の日の試合が勝っても負けても次の日につながらない」という考え方を持っている。”名将”野村克也氏の薫陶を受けてきた橋上監督代行らしい思考だ。

