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石井久継の同点を狙ったシュートがゴールに嫌われた(写真:森田直樹/アフロスポーツ)
石井久継の同点を狙ったシュートがゴールに嫌われた(写真:森田直樹/アフロスポーツ)

「日本は決勝前から言い訳を探していた。歪んだ見方だ」日韓戦を制してV4の韓国メディアが「兵役免除のため」OA枠フル活用の指摘に反論!

 愛知・名古屋アジア競技大会のサッカー男子決勝が3日に豊田スタジアムで行われ、U-21日本代表が0-1でU-23韓国代表に敗れ、2010年の中国・広州大会以来、16年ぶり2度目の金メダル獲得を逃した。3大会連続で日本を決勝で破り、史上初の4連覇を達成した韓国は、23人の招集メンバーのうち20人の兵役免除が新たに決定。大会規定の23歳以下に加えて最大3枠のオーバーエイジ(OA)もフル活用する目的が優勝と兵役免除だとする日本の報道に、韓国メディアは「それは日本の歪んだ見方だ」と反論した。

 「今すぐには冷静にコメントができない」

 最後までゴールが遠かった。
 韓国の倍となる10本のシュートで、ゴールの枠をとらえたのはわずか2本。後半34分にMF石井久継(湘南ベルマーレ)が放ったミドルシュートは右ポストに嫌われ、同アディショナルタイムに得た右CKでは195cmの長身キーパー荒木琉偉(ガンバ大阪)を攻撃参加させながらもシュートに持ち込めない。
 直後に試合終了と3大会連続の準優勝を告げる主審の笛が鳴り響く。前回2023年の中国・杭州アジア競技大会でも指揮を執り、決勝で韓国に敗れている大岩剛監督は、フラッシュインタビューで「非常に悔しい」と胸中を吐露した。
「この決勝で勝ちたいという気持ちでやってきたので。それでも若い選手たちが一戦一戦しっかりと成長してくれたので、次に繋がる機会にしたい」
 キャプテンのDF市原吏音(AZ)も「今すぐには冷静にコメントができない」と悔しさを募らせながらも、無得点で敗れた現状を必死に受け止めた。
「ホームの優位性も、本当にたくさんの応援やサポートも感じていました。結果で返すのが自分たちの仕事なので、応えられなくて非常に申し訳ない気持ちです」
 前回大会で達成していた大会記録の3連覇をさらにひとつ更新。優勝回数も「7」に伸ばし、2位につけるイラン代表の「4」をさらに引き離した韓国は目の前の日本チームだけでなく、ある意味で日本のメディアとも戦っていた。
 決勝前日の2日に豊田スタジアムで行われた公式会見。大会規定通りに23歳以下の若手に加えて、最大3枠のOAもフルに活用している今大会のチーム構成の意図を、日本のメディアから問われたイ・ミンソン監督は「年齢ばかりを聞かれるが、国ごとに独自の方針があるはずだ」と露骨に不快感を示していた。
 対する日本は2の年後のロサンゼルス五輪をにらんだ強化策として、あえて21歳以下のチームを構成。もちろんOA枠も行使していない。今大会に限った措置ではなく、アジア競技大会に年齢制限が設けられた2002年の韓国・釜山大会から強化の場として位置づけてきた。今大会の準決勝で日本がPK戦の末に9-8で破ったウズベキスタン代表も、ロサンゼルス五輪へ向けて21歳以下で臨んでいる。
 迎えた決勝で韓国は3大会続けて日本を退けた。
後半16分に0-0の均衡を破る値千金の決勝ゴールを決めた、W杯北中米大会代表のMFオム・ジソン(スウォンジー・シティ)は24歳のOA枠選手。こうした状況を受けて、韓国メディアの『OSEN』は「日本のメディアは決勝の前から、すでに準優勝に終わる言い訳探しに全力を注いでいた」とこう続けた。
「日本のメディアは韓国代表のチーム編成に異議を唱え始めていた。兵役免除という目的のためにアジア競技大会を利用しているという主張だ。この大会の歴史を振り返れば、確かにソン・フンミンをはじめとするスター選手が兵役問題を解決している。この大会がなければ、多くの選手がヨーロッパで安定したキャリアを送るのも不可能だっただろう。しかし、アジア競技大会に臨む韓国チームの目的を、ただ単に金メダルを獲得して兵役免除を得るだけだとするのは、それは日本の歪んだ見方だ」

 

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