「マジで信じられねえ!」3回途中“KO”山本由伸のABSチャレンジ要求を拒否した打率.043の正捕手に「ヨシの3失点はすべてスミスの責任だ」と非難の声…本人の言い訳は?
ドジャースが12日(日本時間13日)、敵地でのブリュワーズとのリーグ優勝決定シリーズの第2戦に4-7で敗れて連敗となった。先発の山本由伸(28)は3合途中で75球を要して、まさかの3失点KO。ただABSチャレンジの“要求”を躊躇した1球を巡って打率も.043まで急降下した捕手のウイル・スミス(31)への非難の声がSNSで殺到する異常事態となった。
物議を醸した1球「そこまで自信がなかった」
“お祭り騒ぎ”のアメリカンファミリー・フィールドの喧噪とは裏腹にドジャースベンチは暗く沈んでいた。相手のミスにつけこんでシーソーゲームの中で2度リードを奪いながらも、6回一死三塁からテゥラングを申告敬遠してコントレラスとの勝負を選んだロバーツ監督の采配が裏目に出た。スチュワートがコントレラスに勝ち越しタイムリーを許し、さらに8回にも2点を追加されて力尽きた。
4番の大谷も4打数ノーヒットの2三振だった。
物議を醸した1球がある。
1-1で迎えた3回だ。立ち上がりに失点していた先発の山本が先頭のハミルトンにセンター前ヒットを許して一死からテュラングの打席で盗塁を決められた。そして、フルカウントからの6球目だ。外角低めへのカットボールがボールと判定された。ABSチャレンジの権利は投手にもあるが、山本はすぐさま帽子を2度触って、スミスにABSチャレンジを要求することを訴えた。だが、スミスは拒否。山本は「ボール?」とつぶやきクビをかしげた。
だが、この四球が悲劇の引き金となる。続くコントレラスをセンターフライに打ち取り二死とするも、バウアーズには12球もファウルで粘られて四球。山本の球数は70球を越えて疲弊させられた。二死満塁からブリュワーズの主将でムードメーカーであるイエリッチに不用意に入った初球のカーブをセンター前へ運ばれて2者が生還。ロバーツ監督がベンチを出て交代を告げた。ポストシーズンの敵地で5勝0敗と不敗を誇った右腕がまさかの4安打3失点KO…。
あの1球が明暗を分けたのだ。
「ピッチング忍者」の呼び名で知られるアナリストのロブ・フリードマン氏は、このシーンの映像をSNSに投稿して「山本由伸はスミスがこれに異議を唱えることを本気で望んでいた」と、山本の投球に応じずにABSチャレンジを使わなかったスミスの判断に異論を投げかけた。ドジャースの専門メディア「True Blue LA」のブレイク・ハリス記者は、もっと辛辣に批判した。
「ウィル・スミスがあの判定にチャレンジしなかったせいで、ドジャースはさらに2点を失った。今日の3失点は、全部ウィル・スミスの責任だ」

