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大坂なおみが全仏オープンの1回戦で敗退した。試合後、来月の全英OP欠場を示唆して波紋を呼んだ(写真・ロイター/アフロ)
大坂なおみが全仏オープンの1回戦で敗退した。試合後、来月の全英OP欠場を示唆して波紋を呼んだ(写真・ロイター/アフロ)

大坂なおみの全仏1回戦敗退と全英OP欠場示唆発言が世界に衝撃…「ショッキング」「エキシビションのようなものに」

米のニューヨークタイムズ紙は「大坂が全仏OP1回戦で敗退」との見出しを取り「大坂と似たパワーゲームを得意とする20歳の米国選手アニシモバは、今年の全豪OPの3回戦では緊張感のある3セットマッチで大坂を倒すまで相手のマッチポイントを2度防がなければならなかった。だが、月曜日のアニシモバは、さらに効果的なプレーを見せ、時折、大坂の強烈なショットの圧力を受けたが、最終的には重要な場面で自信を持ってプレーを進めた」と試合内容をレポートした。

 さらに「アキレス腱の故障から戻って来たばかりの大坂はダブルフォールトを8本犯し、ライオンが足を引きずったインパラをもてあそぶように特にセカンドサーブでアグレッシブなリターンをしてくるアニシモバ相手にファーストサーブを入れることに苦戦していた」とサーブの不安定さが敗因になったことを伝えた。

 英のBBCは、大坂が全英OP(ウィンブルドン)欠場を示唆したことにフォーカスした。 「メジャー大会優勝4度の大坂がランキングポイントがないことは『エキシビションのようなものになる』と語り、ウィンブルドンでプレーするかどうかは不確かなものとなっている。ロシアのウクライナ侵攻を受けてウィンブルドンがロシアとベラルーシ選手の出場を禁じた後、ATPとWTAは大会での獲得ポイントがつかないことを発表した。大坂は、この動きを批判してはいないが、『獲得ポイントはモチベーションとなっていた』と語った」と報じた。

 記事は「24歳で元世界1位の大坂は、月曜日の全仏OP1回戦でアニシモバに敗れた後に、この問題について言及した。日本選手(の大坂)はメンタルヘルスを守るために、昨年大会から離れて休養を取り、現在は世界ランキング38位となっている。(休養を取った)結果として、彼女は3回戦より上にこれまで勝ち進んだことのないウィンブルドンを欠場していた」と紹介。

「6月27日に始まるウィンブルドンへ向けた前哨戦となる英国のグラスコート大会では選手たちはポイントを獲得することができる。大坂は『オールイングランドクラブ(ウィンブルドンの会場)でプレーしないかもしれない』と言及した最も有名なスター選手となる」と皮肉を込めて伝えた。

 大坂は世界ランキングに影響を及ぼすポイントが付与される全英OPの前哨戦には出場の意思を示しており、今後の動向に注目が集まる。

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