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大谷翔平がマリナーズを7回3安打8奪三振無失点に抑える好投で13勝目。打っても決勝のタイムリー二塁打(写真・AP/アフロ)
大谷翔平がマリナーズを7回3安打8奪三振無失点に抑える好投で13勝目。打っても決勝のタイムリー二塁打(写真・AP/アフロ)

米地元メディアが7回無失点で13勝目ゲット大谷翔平のサイヤング賞獲得の可能性を指摘…「受賞の根拠をさらに深める」

 ジャッジとのMVP争いで、この日の大谷の活躍がプラス材料になると評価したのがMLB公式サイトだ。

「大谷が7回無失点の先発ですべてをやり尽くす」との見出しを取り、「7回に入ったときエンゼルスのブルペンに大谷を代える動きは見られなかった。大谷はマリナーズに1点も許しておらず、(エンゼルスが)動く理由はなかった。大谷は投打で存在感を示した。シーズン25度目の先発でシアトル打線を7回まで無失点の8奪三振。シーズン200奪三振まで残り4三振とした」と試合内容を伝えた。

そして「シーズンが終盤に入り、ア・リーグのMVP争いもゴールへと近づいている。大谷のこの土曜日の働きは彼を(MVP獲得へ)後押しするかもしれない」と、MVP争いに影響を与える活躍になったと評価した。

 同サイトはエンゼルスのネビン監督代行の「これ(投打の活躍)が当然のことだと、私は受け取っていない。投打の両方で支配するという我々が目にしているものはかつて見たことのないことなのだ。以前にも言ったが、彼は今我々の野球界で最も価値のある選手で、彼が投打で活躍していることを他の誰かが追随できるまで、その評価は他にないものだ」という大谷を称える声を紹介している。

 また敵地のシアトルタイムズ紙まで「大谷に対してヒットを積み上げ、得点することはたとえ可能な限りベストな打線を組んだマリナーズでも難しいだろう。なのに、エウヘニオ・スアレス、ミッチ・ハニガー、フリオ・ロドリゲスを欠いた打線でエンゼルスのエースを倒せるだろうか。それはほぼ不可能だ」と、主力の一部を欠く、チーム状況を説明しつつ大谷に最高の賛辞を贈った。

「マリナーズにとって大谷が先発の時は、接戦をキープしながら球数を増やさせて早く降板させ、エンゼルスの苦しいブルペン陣を終盤に叩くという戦略が、勝利のために最も期待できることだった」と、大谷対策を伝えた上で、こう続けた。

「この日は、大谷が7回を無失点に抑える一方で、マリナーズは終盤に勝負をかけるため、新人のカービーがまたクオリティースタートをもたらした。だが、マリナーズの劣化した打線は(大谷が降板した後の)最後の2イニングで、エンゼルスのブルペン陣に対して必要とされたビッグヒットを生み出すことに失敗し、もどかしい1-2の敗戦となった」

 大谷の次回登板は23日(日本時間24日)の敵地でのツインズ戦。その後、29日(同30日)のアスレチックス戦、10月5日(同6日)のアスレチックス戦と中5日でシーズン終了までに3試合の先発登板が予定されている。

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