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レッドソックスの吉田正尚が日本人初となる1イニング2本塁打。2発目は満塁弾だった(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
レッドソックスの吉田正尚が日本人初となる1イニング2本塁打。2発目は満塁弾だった(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

なぜ吉田正尚は15年ぶりに殿堂入りレジェンドに並ぶ1回2本塁打の快挙を成し遂げたのか…米メディアと監督の答えは「修正力」

 地元メディアも吉田一色だ。
 NBCスポーツのボストン局は「吉田がブリュワーズ戦のビッグイニングでレッドソックスの歴史を作る」との見出しを取り、レッドソックスでの1イニング2本塁打は、米野球殿堂入りしているオルティスが2008年に記録して以来、歴代5人目の快挙であることを伝えた。
 同メディアは、「日曜日のシリーズ最終戦に入る前に吉田は調子を上げていた。そして彼は(相手を)焼き尽くした」として、8回の2本のアーチと、この試合での成績が、4打数2安打、6打点、2得点だったことを紹介した。
「過去にこれらの記録を打ち立てた選手たちに並んだことは偉大だが、それより重要なことは、吉田が打撃に進歩を見出したことだ。吉田は先週4試合でノーヒット。打率は4月18日の段階で.167だった。だが、そこからの4試合で7安打、9打点を積み上げている」と伝えた上でこう称賛の言葉を続けた。
「日本からのメジャー移籍は吉田にとって難しいことだっただろうが、彼は日本のプロ野球では7シーズンで133本塁打を放ってきた選手。そのパワーを見せつけた」
 地元リパブリカン紙系列のMassLive.comは、オルティスの記録に並んだことにフォーカス。吉田の「光栄に思う」というコメントを見出しに取った。そして「吉田が日曜日の8回に(レッドソックスの)エリートクラスの仲間に加わり、大きなパーティーをもたらした」と伝えた。
 同記事によると、1969年以降にレッドソックスで1イニング2本塁打を記録したのは、エリス・バークス(1990年)、ノマー・ガルシアパーラ(2002年)、オルティスに次ぐ4人目の快挙。
「彼は、この試合で6打点を記録し、OPSは1日にして100ポイント以上も上がった(.619から.729)。メジャー移籍後、最初の1カ月で苦闘していた選手にとって、この活躍は少し安堵できるものになった。吉田は殿堂選手のオルティスの仲間に加われたことを伝えられると感謝の意を示した」などと続けた。
 レッドソックスは今日24日(日本時間25日)から敵地でオリオールズと3連戦を戦う。

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