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ブライトンが三笘薫の欧州リーグ初アシストの活躍で2点差を追いつきマルセイユとドロー(写真・AP/アフロ)
ブライトンが三笘薫の欧州リーグ初アシストの活躍で2点差を追いつきマルセイユとドロー(写真・AP/アフロ)

三笘薫の欧州リーグ初アシストから惨敗ムードを一変させて強豪マルセイユにドロー…英メディア「5年の長期契約に合意」と報道

 5分後の33分には左サイドからドリブルでペナルティーエリア内へ侵入。ゴールとは逆方向へ進むと見せかけた直後に得意の切り返しを鮮やかに成功させ、マーカーのDFジョナタン・クラウス(31)を置き去りにする。すかさず左足で中へ折り返したパスは、ゴール前へ詰めていたFWサイモン・アディングラ(21)にわずかに合わなかった。
 試合は後半43分、ランプティが獲得したPKを途中出場のFWジョアン・ペドロ(22)が冷静に決めて、土壇場でブライトンが同点に追いついた。逆転こそならなかったものの、ホームのアメックス・スタジアムにAEKアテネ(ギリシャ)を迎えた初戦で2-3と敗れていたブライトンは、初めて臨むヨーロッパの国際大会で初めて勝ち点1を獲得した。
 出場した全選手の採点を速報する地元メディアの『Sussex World』は、ランプティとペドロに最高となる「8」をつけた。沈黙した前半が響いた三笘は「6」だったが、それでも「恐怖の前半から立ち直った一人」として及第点の評価を与えている。
「三笘は土曜日のアストン・ヴィラ戦から調子を落としているように見えたが、ハーフブレイク後に一気に調子を上げてグロスのゴールを好アシストで演出。素晴らしいペースアップを見せたなかで、強烈なシュートは相手キーパーの好セーブに遭い、直後に素晴らしいターンを見せたものの、ラストパスは惜しくもアディングラのやや後方にずれた」
 今週に入ってブライトンとの契約延長が英メディアをにぎわせた。
 さまざまな報道が飛び交ったなかで、4日に『London World』が「独占」と銘打った上で「ブライトンのスター、三笘薫がクラブと新たな長期契約に合意」と報じ、2028年6月末までの5年契約を近日中に結ぶと伝えた。
 川崎フロンターレから2021年夏に4年契約でブライトンへ加入。ベルギーのユニオン・サンジロワーズへの期限付き移籍から復帰して2シーズン目を迎えている三笘の週給は、チーム内でも安い部類に入る2万ポンド(約360万円)とされている。
 新たに結び直す長期契約では週給が8万ポンド(約1450万円)と、4倍にはね上がると報じた同メディアはさらにこう続けている。
「チェルシー、リバプール、マンチェスター・ユナイテッドなどのビッグクラブが三笘の動向を注視していたなかで、26歳の彼は一連の誘いを断り、ロベルト・デ・ゼルビ監督のプロジェクトに完全にコミットしているブライトンでのプレーを延長した」
 イタリア人指揮官から寄せられる厚い信頼を物語るように、アストン・ヴィラ戦に続いてマルセイユ戦でも三笘は先発フル出場した。MF遠藤航(30)が所属するリバプールをホームに迎える8日のプレミアリーグ第8節を戦い終えた後はモードを切り替えて、カナダ(13日、新潟)とチュニジア(17日、神戸)両代表と戦う日本代表に合流する。

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