「八百長じみたクソ試合だ」「ボクシングは腐敗している」ヘビー級3団体王者ウシクがキック王者に11回逆転TKO勝利も「ゴング後」ストップ疑惑が物議を醸して現役格闘家達が怒りの声
一方のウシクも「君は素晴らしいファイターだ」と認めた。
問題はストップの早い遅いではない。レフェリーがゴングが聞こえなかったのかもしれないが、ゴング後のストップの宣告は、ボクシングのどの団体のルールでも認められていない。
どのタイミングでストップしたかは微妙だが疑惑のストップに怒りの声が相次いだ。バーホーベンは「キック界の王」と呼ばれて英キック団体のGLORYで2012年から2025年までヘビー級王者を13度防衛、2008年、2009年にはK―1にも参戦した。格闘界でリスペクトされるレジェンドだけに特に格闘界からの怒りの声が目立った。
元4団体統一王者のタイソン・フューリー、元3団体統一王者のアンソニー・ジョシュアとボクシングマッチを戦い連敗している元UFCのヘビー級王者のフランシス・ガヌーはXにこう投稿した。
「“部外者”は絶対に勝たせてもらえないんだ。俺にはそれがよく分かる。でも今夜の勝者はリコ・バンホーベンだった。それで終わりだ」
元UFCウエルター級王者のベラル・ムハマドは「ボクシングは本当に腐敗している」と怒った。
総合格闘家で、Youtuberボクサーのローガン・ポールとボクシングマッチを戦ったことがあるディロン・ダニスはさらに辛辣だ。
「俺が今まで見た中で一番八百長じみたクソ試合だった。もう二度とボクシングなんか見ない。こんな競技、冗談みたいなもんだ。バーホーベンは世界最高クラスのボクサーの一人を完全に手玉に取っていたのにそれでも勝利を奪われた。クソくらえ、ボクシング。この試合はリコの勝ちだった」
Youtuberボクサーでジョシュアにアゴを折られたジェイク・ポールも、SNSでこう発信した。
「マジであんなとんでもないクソ展開は今まで見たことがない。バーホーベンが全ラウンド勝っていたのに、レフェリーが止める口実を見つけた瞬間に試合を止めたんだ。ふざけてるだろ。俺はウシクの大ファンだけどさ、兄弟、あれはお前の負けだった。全ラウンドで相手をボコって、それでも不当に勝利を奪われたリコには敬意を表する。いやぁ……」
10回までをドロー採点とした2人のジャッジに対しての批判も込められていた。

