「恥ずかしいほど大きい差」W杯で日本と対戦するスウェーデンがノルウェーに1-3惨敗で地元メディアが酷評…「W杯で同じ戦いを繰り返せば結果として大惨事を迎える」
しかし、キャプテンのひと言は火消しの役割を果たせなかった。
同国のスポーツ専門メディア『SPORTBLADET』は、3月31日(日本時間4月1日)のポーランドとのプレーオフ決勝後で初めて対外試合に臨んだ代表チームを「スウェーデンは幻想の世界に生きている」と厳しく批判した。
「ノルウェーに喫した完敗を、スウェーデンはW杯本番へ向けた教訓としなければいけない。この試合内容で問題ないと受け止めているようならば、彼ら全員が幻想の世界で生きていると言わざるを得ない。W杯のグループステージで同じような戦いを繰り返せば、スウェーデンはすべてがうまくいかず、結果として大惨事を迎えるだろう。スウェーデン国民にとっては、チュニジア、オランダ、日本の順で戦うグループステージが厳しい戦いにならないで欲しいと願うしかない」
朗報もある。昨年末に左足の腓骨骨折で手術を受けた影響で、3月下旬のプレーオフを欠場。シーズン終盤のプレミアリーグでようやく復帰したイサクが後半17分から途中出場。同31分にはロングボールに反応して左サイドを抜け出し、ペナルティーエリア内の左角から完全復活を告げるゴールを叩き込んだ。
マーク役の相手選手に当たってコースが変わった一撃だったが、ギェケレシュと並ぶダブルエースが調子を上向きに転じさせたのは収穫となる。しかし、スウェーデンは欧州予選のグループB初戦から続く失点が、プレーオフの2戦を含めて連続9試合に伸びてしまったショックは、イサクの豪快な一撃でも覆い隠せなかった。
前出の『SPORTBLADET』はさらにこう続けている。
「北欧サッカー界でリーダー的な役割を担ってきたスウェーデンは、今ではその立場を、実力面を含めて完全にノルウェーに奪われてしまった。ノルウェーに逆転された理由をあれこれと探る前に、スウェーデンは2つのことを喜ぶべきだろう。1つは0対6といった屈辱的なスコアにならなかった結果であり、もう1つはチュニジアとのW杯初戦までまだ2週間の時間が残されている点だ」
劇的な展開から2大会ぶりのW杯出場を決めて、国民を狂喜乱舞させたプレ-オフ決勝から2カ月あまり。ノルウェーに喫した完敗を介して、攻守両面で大きな失望を与えてしまったスウェーデンは4日(日本時間5日)に、ソルナのストロベリー・アリーナでギリシャ代表とのW杯前で最後の国際親善試合に臨む。

