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大谷翔平は防御率0点台をキープできるのか?(資料写真:Creative 2/アフロ)
大谷翔平は防御率0点台をキープできるのか?(資料写真:Creative 2/アフロ)

「数字が悪化していくとは思わない」大谷翔平は驚異の防御率0.74をどこまで維持できるのか?米メディアが見解明かす…「サイ・ヤング賞獲得は投球回数が障害になるが…」

 大谷のPitching Run Value(総合的な投球価値)とBreaking Run Value(変化球の価値)は100パーセント(最高位)、Fastball Run Value(速球の価値)は98パーセント(上位2パーセント)。被打球の質や三振、四球などから算出される予測値であるxERA(期待防御率)は、2.37で「0.74の防御率より3倍以上高いが、リーグ全体の96パーセント(上位4パーセント)に位置している」という。
 今後、夏場の疲れ、対戦相手の研究など、防御率が下がる要素は数多く待ち受けているが、大谷にその不安は感じさせない。
 ただサイ・ヤング賞の獲得の可能性となると話は別だ。
 前出の「ジ・アスレチック」のファビアン・アルダヤ記者は「大谷にとって最大の障害は、基礎指標ではなく、むしろ管理された登板数だ」と指摘した。
「クリストファー・サンチェスはすでに大谷より25回1/3多く投げている。ジェイコブ・ミジオロウスキーは17回上回っている。昨季のサイ・ヤング賞ポール・スキーンズは9回多い。そして同じように週1回の登板スケジュールで投げているチームメートの山本由伸でさえ、大谷より16回1/3多く投げている。つまり、その差を埋めるためには、大谷は1イニング当たりの内容でそれだけ圧倒的に優れていなければならないということだ」
 またウー記者も「ドジャースが可能な限り6人ローテーを維持する方針であることは、大谷のサイ・ヤング賞争いにとって追い風にはならないだろう。仮に伝統的な5人ローテーションに戻したとしても、大谷を通常の中4日(レギュラー・レスト)で登板させることはないはずだ」とし、「大谷のサイ・ヤング賞受賞の可能性は最終的には投票者たちが何を重視するかにかかっている。賞の投票は、全米野球記者協会によってリーグごとに行われる」と投げかけた。
 そしてウー記者は、ある過去の例を付け加えた。
 2021年には、コービン・バーンズが、ザック・ウィーラーとマックス・シャーザーを抑えてサイ・ヤング賞を受賞したが、投球回数は両者より少なく、バーンズは167イニングしか投げていない。
 前出の「スポーツノート」は「近代野球史上屈指の投手シーズンに匹敵する数字を残しているにもかかわらず、大谷がナ・リーグのサイ・ヤング賞を獲得することは決して確実ではない」との悲観的な見解を伝えている。同サイトも投球回数を問題にあげた。
「このままのペースでいけば155~160イニング程度となる見込みで規定投球回数に届かない可能性が高い。ドジャースが現在の投球回数制限を緩和しない限り、あるいはナ・リーグのライバルたちが後半戦で失速しない限り投球回数の大きな差が原因となって、サイ・ヤング賞のトロフィーは大谷の手から遠ざかる可能性が高い」
 ただ常識を覆すのが大谷である。次回先発予定は10日(日本時間11日)の敵地でのパイレーツ戦だ。

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