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ジェシー“バム”ロドリゲスが3階級制覇に成功はしたが…(写真・ロイター/アフロ)
ジェシー“バム”ロドリゲスが3階級制覇に成功はしたが…(写真・ロイター/アフロ)

「バムが井上尚弥に挑んでも勝負にならない」“バム”ロドリゲスがWBCバンタム級王者に6回KO勝利で「戦わずに引退することのできない相手がいる」とモンスター戦示唆も元王者から辛辣な声

 だが、一方でバムが3階級制覇を果たした試合が井上戦へのワクワク感を萎ませたことは否定できない。
 “ロマチェンコと戦った男”として知られる元OPBF東洋太平洋ライト級王者の中谷正義氏(現大阪府吹田市で中谷ボクシングフィットネスクラブを経営)は「今バムが井上チャンピオンと対戦しても勝負にならない」との見解を示した。
「フレームがバンタムでは小さい。バムは負けるかなと思いましたよ。結構パンチをもらいましたが、理由はフィジカル差。僕も経験ありますが、階級が上でフィジカルで負けるボクサーのパンチを受けるとブロックを割られてるんですよ。パ―リングで落とすこともできない。倒せたのは、バルガスが見えていないパンチだったからです。スピードと独特のサイドの動きで、そういう隙を作り、相手がアクションを起こして、身構えもできないタイミングでパンチを当てることができたから倒せたんです。でも、井上ならあのタイミングのパンチはもらいません。まして階級はさらにひとつ上。井上は、今日の試合を見て、しめしめと笑っているんじゃないですか」
 では、ガルシアトレーナーが訴えるようにもう1試合バンタム級で防衛戦を行い、フィジカルを強化すればどうだろう。
 中谷氏は厳しい意見だ。
「1試合どころか1年かけてもスーパーバンタム級のフィジカルを作るのは難しいでしょう。やるならバンタム級ではなくスーパーバンタム級でテストマッチを行うべきでしょう。ただパワーアップすると武器であるスピードとステップワークが鈍ります。階級を上げるにしたがって持ち味を失ったロマチェンコみたいになってしまいますよ」
 果たしてバム陣営、そして井上陣営はどんな決断を下すのか。スーパーファイトの行方から目が離せなくなった。

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