「バムが井上尚弥に挑んでも勝負にならない」“バム”ロドリゲスがWBCバンタム級王者に6回KO勝利で「戦わずに引退することのできない相手がいる」とモンスター戦示唆も元王者から辛辣な声
「もし今やらなければ機会を逃してしまう可能性はあります。1年前に井上戦について話した時、バムはまだ115ポンド(スーパーフライ級)でした。当時は井上戦はまだ遠すぎる話に思えました。118ポンド(バンタム級)で王者となり122ポンド(スーパーバンタム級)まであと1階級となった今はずっと現実的になりました。階級の差は決して越えられないものではないと思っています。不利なのは間違いありません。なぜなら相手ははるかに大きな選手だからです。それが井上尚弥です。だからロバート・ガルシアとバムは慎重に判断しなければなりません。今やるのか。それとも永遠に機会を失うリスクを取るのか。どちらを選んでも悪い決断ではないと思います」
そしてこう主張した。
「現実的にはバムがさらに階級を上げることは避けられないでしょう。問題はそれが今年12月や来年1月なのか、それとも1年後なのかということです。オファー次第です。正直に言えば、その試合を実現するには非常に魅力的な条件が必要になるでしょう。失礼な言い方をしたくはありませんが、井上はキャリア後半に差し掛かっています。そしてこれはパウンド・フォー・パウンド1位対2位とも言える試合です。極めて珍しい世界的なメガファイトになります」
ハーン代表は井上戦の実現はファイトマネー次第だと駆け引きをした。この人物は、いつもこういう駆け引きをすることで知られる。
メガファイトの興行主はサウジアラビアの「リヤドシーズン」。また巨額な資金を投入することで知られる「ネットフリックス」がこの試合に興味を示しているとの情報もハーン氏自身が明かしている。
おそらくハーン氏が納得する条件はオファーされる。問題はガルシアトレーナーの決断になるが、ハーン氏は、「条件が正しければロバート(ガルシア)はやると思います。恐れて避けるようなタイプではありません。むしろ29歳や30歳になってからではなく、今そういう試合に飛び込みたいタイプです」とも付け加えた。
一方でもう1試合、バンタム級での試合を重ねるとすれば、今回の世界戦前にバムが口にしたWBCバンタム級王者である井上拓真との対戦プランだ。
ハーン氏も「確かに素晴らしい物語になります。現実的に検討しなければなりません。弟との対戦というストーリーだけではなく、統一戦という意味合いもあり、それも魅力です」と否定せず、こう続けた。
「バンタム級の王者は井上拓真だけではありません。結局はオファー次第です。もし十分魅力的なオファーでなければ、この階級で続けていくことになります。バムにはまだ何年も先がありますから」
26歳というバムの年齢を盾にとって駆け引き的な発言に終始した。

