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先制点を決めたのはボランチではなくトップ下でプレーした鎌田大地だった( 写真:新華社/アフロ)
先制点を決めたのはボランチではなくトップ下でプレーした鎌田大地だった( 写真:新華社/アフロ)

「本当に腹が立つ。どうして…」日本のアジア記録“爆勝”に元韓国主将が机をバン!日韓比較論に火が付く…韓国レジェンド2人は「日本が一歩先に」「羨ましいとは思わない」と賛否両論

 サッカーのW杯北中米大会のグループステージ第2戦で日本がチュニジアに4-0勝利した試合は、グループAで2位につける韓国内にも波紋を広げ、日韓比較論に火をつけた。韓国メディアが相次いで報じたもので韓国サッカー界の“レジェンド”パク・チソン氏(45)は「日本が一歩先をいっている」と言い、韓国史上最高の左サイドバックとして知られるイ・ヨンピョ氏(49)は「(日本の大勝を)羨ましいと思わない」と反論した。

 パク・チソン氏は「日本が一歩先をいっている」

 日本のチュニジア戦の4-0勝利は隣国の韓国にも大きな波紋を広げた。4得点は日本W杯史上最多得点だけではなくアジア最多記録となったからだ。韓国メディア「マイデイリー」によると、過去に韓国はW杯で2得点以上を記録したことがない。
 日本はオランダ戦に1-1で引き分けたが、このチュニジア戦の勝利でオランダと勝ち点4で並んだ。スウェーデンを5-1で下したオランダと得失点差でも並んだが、総得点で1点の差がありグループ2位。それでも連敗したチュニジアの敗退が決まり、決勝トーナメント進出はほぼ確実となった。一方の韓国はチェコ戦に2-1で逆転勝利したものの続くメキシコ戦でFC東京でプレーするGKのキム・スンギュのミスで0-1で敗れた。グループ2位につけているが、日韓比較論に火がついた。
 韓国メディア「SPOTV NEWS」と英サッカー専門メディア「FourFourTwo(フォー・フォー・トゥー)」の韓国版は、サッカー専門チャンネル「シュート・フォー・ラブ」に出演して、この試合を観戦、解説した2人のレジェントのコメントを紹介した。
 韓国屈指のMFとして知られ、2018年ロシアW杯で主将を務め、欧州でプレーしたキ・ソンヨン氏は、後半24分に裏を取って抜け出した伊東純也がダメ押しの3点目ゴールを決めた瞬間、机を「バン!」と叩いて「凄いな」と感嘆し「腹が立つ」と小さくつぶやいた。
「なんで彼らはあんなサッカーができるんだ?」と溜息を洩らしたという。キ・ソンヨン氏は2011年のアジアカップでの日韓戦での「猿真似」パフォーマンスが「侮辱的だ」と大批判を浴びて騒動となったことでも知られる。
 2014年のW杯ブラジル大会の主将でドイツでもプレーしたク・ジャチョル氏は「スペースが開けば自信を持ってパスを出すんだ。30メートルのパスでもグラウンダーでどんどん通してくる」と中央にスルーパスを出した田中碧を称賛した。 
 キ・ソンヨン氏は、韓国JTBCの「ペバク・ワールドクラスショー」に出演した際、日本をこう評価していたという。
「合宿で日本と試合をしたり、AFCチャンピオンズリーグで対戦したりすると大きな差を感じた。今の(韓国)代表チームが戦つとしても簡単ではないと思う。韓国のスカッドも良いが日本の成長ぶりやチームの雰囲気があまりにも良い。森保監督が長い時間をかけてチームを作り上げてきた。韓国とは比較にならない。比較されるたびに悲しくなる。日本と試合をすると、分かっていてもやられてしまうので腹が立つ。技術やフィジカル、機動力まで向上しているので、どうやって追いつけばいいのかと思う」

 

 前出の「FourFourTwo(フォー・フォー・トゥー)」の韓国版は、キ・ソンソン氏が、かつて、こうも語っていたと付け加えた。
「日本と韓国の差は大きく広がった。日本の選手たちはボールをピタッと止めて、パスを出すのがとても自然だ。しかし、僕たちはボールを受ける時点から不安定だ。トラップからしてうまくいかない。それが最も大きいと思う」と説明していたという。
 さらに「日本の選手たちはチーム練習が終わった後にパス練習をする。一方僕たちはウェイトルームで筋力トレーニングをする。その差が最も大きい」と日韓の違いを紹介していたとも付け加えた。
 同メディアは「彼のこうした発言は、単なる羨望を超え、韓国サッカーの根本的な体質改善を促すメッセージでもある。彼は華やかな舞台での結果だけに注目するのではなく、人目につかない場所で基礎技術や基本動作を磨く長期的な育成パラダイムへの転換が急務だと繰り返し強調してきた」とし「日本の圧倒的な試合内容を見ながら発せられた韓国サッカー界のレジェンドによる痛切な嘆きは、現在アジアサッカーの頂点の座を巡って激しく競い合う韓国サッカー界が、今後どの方向へ進むべきかを改めて考えさせるものとなっている」と結論づけた。
 また別の韓国メディア「エックスポーツニュース」は、韓国史上最高の左サイドバックの一人として知られ、2002年の日韓W杯で韓国のベスト4進出に貢献したイ・ヨンピョ氏の「私は(日本の大勝を)羨ましいとは思わない」との意味深な言葉を伝えた。
 KBSの中継で解説を務めたイ・ヨンピョ氏のコメントを番組から引用したもので日本の4-0勝利を見届けてこう発言したという。
「多くの記録が生まれた。日本にとって今日は非常にうれしい日だったのではないかと思う。だがまだ(日本も韓国も)第3戦が残っている。韓国の選手たちも日本に劣らない素晴らしい試合をしてくれることを期待しているので、私は(日本の大勝を)羨ましいとは思わない」
 同メディアは、この発言を「感動コメント」と評価。
「韓国の選手たちも日本と同じように大量得点の試合をする能力を十分に備えているため、次戦お南アフリカ戦にとの臨む後輩たちを応援することに集中するという意味だった」と解釈し、さらにイ・ヨンピョ氏の韓国へのエールをこう紹介した。

 

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