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日本がアディショナルタイムにブラジルに奪われた悪夢の勝ち越しゴール…今大会の最新トレンド戦術だった(写真・AP/アフロ)
日本がアディショナルタイムにブラジルに奪われた悪夢の勝ち越しゴール…今大会の最新トレンド戦術だった(写真・AP/アフロ)

ブラジルのクーニャが勝利の瞬間、塩貝健人に「小僧、敬意を払え!」と叫ぶ…試合前の発言を巡っての因縁…殊勲アシストMFは「何度も思うようにプレーできないと感じた」と本音

 ワントラップから冷静にゴール右を狙ったシュートを一閃。再三に渡って好守を演じていた日本の守護神・鈴木彩艶(パルマ)の指先をかすめた勝ち越しゴールを決めたマルティネッリのコメントを、前出の『Globo Esport』が伝えた。
「ブラジル国民がこの勝利に喜んでいると思うと、心の中に言葉で表せない喜びが込み上げてくる。家族、妻、父、母、そして友にすぐに会いたい。今日ゴールを決められて本当に良かった。チームが全力を尽くした末に勝利を心からうれしく思う」
 試合中にMF前田大然(セルティック)と激しく接触。左目の周辺に大きな痣ができていたマルティネッリは、アシストを決めたギマランイスへの感謝も忘れなかった・
「BG(ブルーノ・ギマランイスの愛称)のパスは本当に非現実的だった。ボックス内での動きについて僕は常にBGと話し合ってきた。彼が狭いスペースでの素晴らしいクオリティを発揮できる選手なのはわかっている。なので、僕は彼からのあらゆるパスに備え、味方がシュートを打つときにはこぼれ球を狙う準備をしていた」
 今大会で4つ目のアシストをマーク。この時点でトップに立ったギマランイスのコメントも、前出の『Globo Esport』が伝えている。
「私でいられて、ブラジル人でいられてとてもうれしい。このユニフォームを着るプレッシャーは尋常ではない。世界中のどのクラブとも比べ物にならない。ブラジルの顔をまとった試合で、美しいパスを通すスペースでマルティネッリを見つけられた。試合中には何度も思うようにプレーできないと感じた。それだけ日本はコンパクトな陣形を保って臨んできた。今日は僕たちが決してあきらめないという証になった」
 日本が交代枠を使い切り、5人の選手を投入したのに対して、ブラジルは1枠を残したままだった。最後までベンチに待機させたFWネイマール(サントス)の起用法に対して、カルロ・アンチェロッティ監督が「延長戦に入った場合に備えて、彼を備えて残しておいた」と語ったと同メディアは伝えている。
「私たちはベンチにもフィールドにも多くのリソースを持っている。私たちはそれを大切にしなければなりません。要求するべきプレーが非常に高い試合だった。それだけ日本は簡単なチームではなく、プレーは激しく、極めて組織的だった」
 切り札を残すほどイタリア出身の名将は余裕を失わなかった。対照的に怪我人が続出した関係で選手起用が難しく、なおかつスウェーデン戦から中3日と、ブラジルよりも1日少ない日本の森保一監督は、勝ち越された直後にFW小川航基(NECナイメヘン)を投入。2トップにして攻めたが同点ゴールは遠かった。
 蓄積された疲労とベンチでスタンバイする手駒の数。昨秋の国際親善試合(味の素スタジアム)で2-0から2-3と逆転され、日本に14度目の対戦で史上初の白星を献上したブラジルのリベンジを導き、5度目の挑戦でも日本からW杯でのノックアウトステージ初白星を奪い去った要因は、ブラジルの怒りを含めてわずかに見えて、それでいて依然として大きく開いている差だった。

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