なぜ英雄がいない?ハーランドが9万人の祝賀会を欠席して「最後にオウンゴールとは…」と物議…イタリアのファッションショー出席が理由と判明しチーム内外から「いて欲しかった」の批判
前出の「NRK」は「その判断を理解できないという声も上がっている」と伝え、NRKのサッカー解説者であるベント・エリクセン氏のコメントを紹介した。
「ハーランドはワールドカップで7得点を決めました。しかし、今回の件はオウンゴールでした。ここではチームが一つになっているべきでした。『一人はみんなのために、みんなは一人のために』です」
NRKのスポーツコメンテーター、ヤン・ペッテル・サルトベット氏も、その行動を批判した。
「ドメニコ・ドルチェとステファノ・ガッバーナの存在が、突然、9万人の熱狂的なノルウェーファンよりも重要になったように見えてしまいました。ワールドカップでの冒険を締めくくる最後の印象としては、理想的だったとは言えません。ハーランドとベルゲは、あとたった1時間その場に残っていれば、ノルウェー国民の目にも心にも、ほぼ完璧な大会として刻まれていたでしょう」
チーム内からも失望の声が聞かれた。
準々決勝でイングランドに同点ゴールを奪われる直前のゴールキックがピッチ上空に設置された中継カメラ用のワイヤーに当たったという疑惑で話題の人となったGKエリアン・ニーランは、「2人は本当に大きな貢献をしてくれて、それはテレビ画面を通してすべて伝えられました。本当ならここにいて欲しかったですが、今はこの時間を楽しみ、この光景を心に刻みたいと思います」とコメントした。
だが、ストーレ・ソルバッケン監督は、別のノルウェーの放送局「TV2」に裏事情を明かして、2人の祝賀会欠席を擁護した。
「私たちはアメリカの空港で3時間半から4時間も足止めされてしまい、予定より到着が大幅に遅れてしまいました。彼(ハーランド)はすべてを完璧に計画していて、彼とベルゲには変更できない約束があったのです。2人は出発しなければなりませんでした。彼らの責任ではありません」
予定通りの到着であれば国王に謁見後の祝賀会に参加できたという。
主将のマルティン・ウーデゴールも「NRK」にこう語った。
「今日は帰国の移動で多くの遅れや混乱がありました。すでに飛行機を手配していた選手もいました。2人も本当はここにいたかったのですが、『皆さんによろしく伝えて、応援への感謝を伝えてほしい』と頼まれました」
そうであればハーランドを責めることもできないだろう。最後にミソをつけてしまったが、ハーランドが今大会に残した功績が色褪せることはない。ファッションショーはシチリア島のタオルミーナ古代劇場で開催される予定となっている。

