“再犯”ならスペイン戦出場停止処分も…FIFAがアルゼンチンが禁止行為の政治的メッセージの横断幕を掲げた問題の調査開始…英政府も「重大な違反だ」と圧力
スペイン「マルカ」によると、処分についは、「アルゼンチンサッカー協会への罰金(大会規則違反によるもの) 」、「横断幕を掲げた選手たちへの警告または罰金」、 「行為が重大、または再犯と判断された場合には出場停止処分」の3つの可能性があるという。
もしスロベニアとの親善試合の禁止行為に続く「再犯」と判断された場合には出場停止処分もあるのかもしれない。
同メディアが例に出したのは、2012年のロンドン五輪の3位決定戦の日韓戦。この試合は韓国が勝利して銅メダルを獲得したが、パク・ジョンウが「独島(日本では竹島)は我々の領土」と書かれた紙を掲げ、IOC(国際オリンピック委員会)が同選手のメダル授与式への出席禁止処分にしたことを紹介した。その後、IOCはFIFAとの協議し、FIFAは2試合の出場停止処分を追加で科している。
また英国政府からの圧力もかかった。
英BBCによると、ピーター・カイル英国ビジネス・貿易相が「どのような規則違反があった可能性があるのかFIFAが調査すべきだ」と求め、「サッカーに政治活動を持ち込んではならないというルールに対する極めて重大な違反だ」と訴えた。
ウクライナへの列車移動中にこの試合を観戦していたキア・スターマー英首相もこの考えを支持した。官邸の報道官が明かしたもので、こう述べた。
「ワールドカップの優勝は私たちのものではなかったかもしれません。しかし、フォークランド諸島は間違いなく私たちのものです。政府の立場に変更はありません。自己決定権は島民にあり、フォークランド諸島に対する私たちの責任と関与が揺らぐことは決してありません。より広い観点では、何らかの措置を取るかどうかはFIFAの問題ですが、今大会は素晴らしいワールドカップであり、私たちは一貫して政治はサッカーから切り離されるべきだと述べてきました」
またフォークランド諸島政府も「私たちは、FIFAがスポーツから政治を排除するという約束を守り、自らの規則に従って、このような行為に対して適切な制裁を科すことを期待しています」との声明を発表した。
FIFAとしては厳格な処分を下さざるを得ない状況に追い込まれている。
前出の「トークスポーツ」は、横断幕を持ったロメロ、マルティネス、ロセルソの3人に加えて、試合後のインタビューで「(マルビナスは)永遠に我々のものだ」と語ったレアンドロ・パレデスの4人の名前を上げているが、隣にいたメッシも含め、横断幕を共に掲げたメンバーはもっと多数に及ぶため特定の選手のみを出場停止処分にすることは不可能だろう。FIFAが決勝戦の行われる19日(日本時間20日)までにどんな処分を下すのか注目が集まる。

