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新井監督が率いる広島が最下位を抜け出せない。ゾンビタバコ問題の影響か(写真・黒田史夫)
新井監督が率いる広島が最下位を抜け出せない。ゾンビタバコ問題の影響か(写真・黒田史夫)

「広島はゾンビタバコ問題で野球どころではないのだろう。すべてをハッキリさせて処分して終わりにせよ」指定薬物問題が再燃し5連敗で最下位を抜け出せぬ広島に球界大御所が緊急提言!

 広島が最下位から抜け出せない。現在5連敗だ。遠因にあるのは“ゾンビタバコ”ショックだろう。1月に羽月隆太郎氏(26)が逮捕され2月に解雇、7月30日に今度は広島県警が矢野雅哉(27)と前川誠太(23)の居宅等の捜索を行い、2人は登録抹消され、事実上の謹慎処分となった。広島でコーチ経験もある巨人OBでヤクルト、西武で監督を務めた広岡達朗氏(94)は「広島は野球どころではないのだろう。第三者を入れてすべての問題をハッキリさせて疑惑のある選手は全員処分して早く終わりにさせなければダメだ」と、この問題に終止符を打つことを提言し、またコミッショナーに球界としての再発防止策を講じることを訴えた。

 「まだそんなことをやっているのか?」

 まだ広島の“ゾンビタバコ”問題がくすぶったままだ。
 指定薬物「エトミデート」の摂取で1月に羽月氏が逮捕、その後解雇となり、6月1日にその羽月氏にゾンビタバコを譲渡した容疑で“売人”の滝口涼介被告が逮捕された。7月13日に写真週刊誌「FLASH」の電子版が、滝口被告と矢野が広島の富山への遠征先のホテルの部屋で一緒にいる写真や、六本木のバーで“売人”と共に羽月氏、矢野に加えて小園海斗、田村俊介が写っている写真を配信した。
 この時点で広島は、ただちに措置を取るべきだったが、静観を決め込んだ。慌てて17日に矢野を登録抹消し事実上の謹慎処分としたが、7月30日に矢野、前川が家宅捜索を受けたことが発表され、前出の写真週刊誌は、“売人”が絡んだ写真を第2弾、第3弾と小出しにしている。
 この間、チームは3勝6敗と負け越して、現在5連敗。借金は18に膨らみ5位の中日とは2ゲーム差で最下位を抜け出せないでいる。
 広島呉市出身の広岡氏は、かつて広島でコーチを務めたこともあり、実はカープへの愛着がある。それだけに今回の“ゾンビタバコ”問題には心を痛めている。
「まだそんなことやっているのか?というのが正直な感想だ。この問題でチームはガタガタになっている。野球どころでないのだろう。薬物の問題が発覚したのはキャンプ前だ。内部調査をしても生活のかかっている選手が“やりました”と自己申告するはずがない。警察が介入していたのかどうか知らないが、疑惑のある選手をこの時点で全員処分しておけば、ここまで引きずるようなことはなかったんだ。ファンにしてみれば、あの選手もやっているのでは?と疑問を抱いて不安になり応援もできないだろう。負けていることもあるが、マツダスタジアムの空席と、この問題は無縁ではない。球団の対応が後手、後手になっている」
 羽月氏が5月15日の公判の中で「他にも吸っている選手がいた」と証言、さらに同28日のTikTokライブで「私を含め6人が同じ人物から購入していました」と暴露した。
 広島は問題発覚直後に行った内部調査をもう一度やり直したが“クロ”と断定された選手はいなかったため、追加処分は行わなかった。広岡氏は、これらの球団の対応が「甘かった」と斬って捨てた。

 

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