「あまりも馬鹿げた状況」男子バスケット決勝で韓国が公式練習中止のトラブル乗り越えて日本を破り金メダル…韓国メディアは「日本はいつから多国籍チームになったのか」の皮肉も
愛知・名古屋アジア大会のバスケットボール男子決勝が20日、愛知国際アリーナで行われ、日本代表が57-67で韓国代表に敗れて史上初の金メダルを逃した。この日午前中に予定していた最終調整を移動バスが来なかったためにキャンセルした韓国は同点で迎えた第3クオーターに、来季のNBAにエグジビット10契約で挑むイ・ヒョンジョン(25、トレイルブレイザーズ)が13得点をマーク。日本を突き放した絶対的エースは「僕たちにはコントロールできないこと」と予期せぬ大会主催者側の不手際を乗り越えて手にした3大会ぶり5度の優勝に胸を張った。
前半は28-28で折り返すも
勝負は28-28で突入した第3クオーターでついた。
いきなり2ポイントシュートを決めたイ・ヒョンジュンは、その後も3ポイントシュートを3本連続で決めるなど13得点をマーク。最終的にはチーム最多の27得点に18リバウンドも記録する大暴れを演じて、第3クオーターだけで8点のリードを奪う猛攻の中心となり、最終的には食い下がる日本を10点差で破った。
前半はわずか5得点だった韓国の絶対的エースは、3大会ぶり5度目の金メダル獲得が決まった直後に歓喜の涙を流している。韓国メディアの『NEWSIS』が、NBAのトレイルブレイザーズへエグジビット10契約で挑む25歳のコメントを伝えた。
「チームメイトやコーチングスタッフ、そしてファンの喜ぶ姿を考えるたびに僕はいつも泣いている。今日の決勝前に起こった件も、僕たちにはコントロールできないこと。それでも午前中の最終調整がキャンセルされたからと言って勝てないようなら、バスケットボール選手じゃない。マズルス・ヘッドコーチは僕たちに『感情的に反応せず、冷静に火花を散らすように』と言った。実際、僕たちに特別な思いはなかった。このような状況になるほど冷静さを保てて、コート上で相手を倒せるんだ」
一体何が起こっていたのか。
19時半開始の決勝を前にして、韓国は10時から決勝会場とは別のコートで最終調整を行う予定を立てていた。しかし、ここで予期せぬハプニングが起こった。韓国三大紙のひとつ『東亜日報』が次のように報じている。
「バスケットボール男子代表チームは午前中にシュートドリルなどのトレーニングを行い、日本との決勝へ向けたコンディション調整を行う計画を立てていた。しかし、宿泊先に来る予定だったバスが何の連絡もなく到着せず、会場への移動が不可能になったためトレーニングを中止せざるを得なくなった。決勝戦の当日にトレーニングスケジュールが乱れる、あまりにも馬鹿げた状況が生まれた」
同国のスポーツ紙『Sports Seoul』も「今回のアジア競技大会では、とんでもない事案が一日おきに起こる」と憤りを込めて、韓国代表チームが事前に手配していたバスが到着しなかった一件を伝えた。
「宿命のライバルである日本との決勝戦を前にして発生した今回の事案は偶然なのだろうか。もちろん看過できないとして、韓国オリンピック委員会は『大会組織委員会及びアジア・オリンピック評議会に抗議書簡を送り、組織委員会の上級メンバーとの面会を要請している』と発表している。今大会でのこうした事案は、もちろん今日に限ったものではない。ホッケー男子の韓国国歌斉唱時に北朝鮮の国歌が流され、ハンドボール女子の試合では韓国国歌が流されないミスも起きている。さらに韓国選手団が利用している『コンテナホテル』に関しても不満が噴出している」

