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鈴木彩艶がPSG移籍合意もレンタル移籍先として最有力だったユベントスの話は白紙に(写真:Eyepix Group/アフロ)
鈴木彩艶がPSG移籍合意もレンタル移籍先として最有力だったユベントスの話は白紙に(写真:Eyepix Group/アフロ)

急転!鈴木彩艶がPSG移籍合意も「ユベントスへのレンタル移籍が白紙」決定を長引かされ「時間を稼ぐパリの経営陣に激怒して」撤退…一転今季のプレー場所が不透明に

 PSGはなぜ時間を稼ぐのか。別の仏メディア『FOOTMERCATO』はPSGのスペイン人指揮官、ルイス・エンリケ監督の方針が変わったと伝えた。
「鈴木がPSGに加入しないわけではない。しかし、彼を巡る状況は予想外の展開を迎えた。新加入する鈴木に対する評価をエンリケ自らが定めてから最終的な決定を下したいと言い出したからだ。これには数日間のトレーニングが必要となり、ローン移籍するにしてもユベントスへの合流が遅れる。こうした状況は彼らにとって受け入れ難いものだった。今や状況は完全に逆転し、彼らはパリの経営陣に対して激怒するとともに、ある種の恨みを抱えて鈴木に関する交渉から撤退した」
 ユベントスは23日(日本時間24日)に、敵地で昇格組のフロジノーネとの今季開幕戦を迎える。しかし、昨季にミスが目立った主戦GK、イタリア出身のミケーレ・ディ・グレゴーリオに対する信頼は薄れている。だからこそ一度は断念した鈴木をローンで獲得する交渉に全力を注いできた。イタリアのスポーツ紙『Corriere dello Sport』も、ユベントス側の心中を代弁する形で次のように伝えている。
「ユベントスは13日の時点でGK問題に終止符を打つ予定だった。しかし、パリのクラブ内で鈴木に対する評価が変わったと気づいた今、彼をローンで急いで獲得する動きは大きく後退している。PSG側がこれ以上引き延ばしても誰の利益にもならない。手ぶらになるリスクを冒してまで、鈴木を無期限に待つわけにはいかない。現状においては、他のGKを探すのが最も賢明な選択となる」
 浦和レッズのセカンドキーパーとして、西川周作と切磋琢磨しながら力を蓄えてきた鈴木は2023年8月にベルギーのシントトロイデンへ移籍。次に重要なのは試合に出ることだと判断した中でレギュラーを奪取し、2024年夏には欧州5大リーグのひとつで、GK大国としても知られるイタリアのパルマへ移籍した。
 新天地でも2シーズンに渡ってゴールマウスに君臨。さらに自身初のW杯だった先の北中米大会で、森保ジャパンの守護神として培ってきた実力を披露した。次はプレッシャーを背負いながら、ビッグクラブのゴールマウスを守る段階となる。その意味で欧州王者への完全移籍は究極のステップアップとなり、名門ユベントスへの1年間の期限付き移籍も鈴木自身にとっては望むところだった。
 だからこそ、クラブ間の交渉が頓挫するのは計算外となるだろう。サフォノフやシュヴァリエとPSGのレギュラーを争うのか。新たな期限付き移籍先を探すにしても、欧州各国の強豪クラブの大半は開幕へ向けた陣容を整えつつある。青写真通りのキャリアを歩んできた鈴木が、急停止を余儀なくされかねないピンチに直面した。

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