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  • 「最後になるだろうな…」44歳のソフトボール界“レジェンド”上野由岐子が9月開幕のアジア大会会見で自らの進退について言及…元五輪メダリストは「彼女の試合を目に焼き付けたい」
44歳の上野由岐子にとって最後のアジア大会となる
44歳の上野由岐子にとって最後のアジア大会となる

「最後になるだろうな…」44歳のソフトボール界“レジェンド”上野由岐子が9月開幕のアジア大会会見で自らの進退について言及…元五輪メダリストは「彼女の試合を目に焼き付けたい」

 32年ぶりに日本で開催されるアジア競技大会(9月19日開幕、愛知・名古屋)に向けてのメディアサミットが19日、都内のホテルで開催され、各競技の代表選手が一堂に会した。大会7連覇を目指すソフトボールで7大会連続で出場するレジェンドの上野由岐子(44、ビックカメラ高崎)は「このアジア競技大会が(同大会参加は)最後になるだろうな、という思いもあります」と自身の去就に言及した。ソフトボールが正式競技として復活する2028年のロサンゼルス五輪が上野の現役最後の大舞台となるのだろうか?

 「7回もアジア競技大会に携われるとは思ってもいませんでした」

 レジェンドが唐突に自身の去就に言及した。
 愛知・名古屋で開催されるアジア競技大会の結団式に先駆けて、都内のホテルで行われたメディアサミット。各競技の代表選手が一堂に会した中で、2023年の前回杭州大会まで6大会連続で出場し、すべてで金メダルを獲得してきたソフトボールのレジェンド、上野が「7回もアジア競技大会に携われるとは思ってもいませんでした」と自身のキャリアに言及。その上で次のような言葉を紡いだ。
「正直、きっとこのアジア競技大会が最後になるだろうな、という思いもあります」
 第21回アジア競技大会は、2030年11月にカタールの首都ドーハでの開催がすでに決まっている。そのときには48歳になっている上野はアジア競技大会からの“卒業”に言及した上で、1994年の広島大会以来、32年ぶりに日本国内で開催される愛知・名古屋大会へ抱いてきた思いを言葉に変換し続けた。
「だからこそ悔いのない大会にしていきたい。集大成という言葉が正しいかどうかはわかりませんけど、ソフトボール競技が(2年後の)ロサンゼルス五輪へ向けて走り出している中で、アジアの大きな大会は今回が最後になるだろう、という思いを込めてしっかりと投げたい。若いときにしかできないピッチングがあれば、年齢と経験を重ねた今しかできないものもある。その中でまだチームの力になれる喜びを感じながら、まだ投げられる場所がある状況に感謝しながらマウンドに立ちたい」
 愛知・名古屋アジア競技大会に心を弾ませる理由がある。
 日本が金メダルを獲得した2008年の北京五輪以来、ソフトボールが3大会ぶりに正式競技として採用された2021年の東京五輪。39歳の上野は米国代表との決勝で再び胴上げ投手となり、13年越しの五輪連覇に大きく貢献した。
 しかし、コロナ禍の当時は無観客試合での開催だった。上野が言う。
「無観客での自国開催大会を経験しているからこそ、今回のアジア競技大会への思いはいっそう強くなっています。より強い日本代表チームを、国民のみなさんに見せられるような試合をしていきたい。そのように意気込んでいます」
 2年後のロサンゼルス五輪で、ソフトボールは2大会ぶりに正式競技に採用される。7年越しの3連覇を狙う過程に、今回のアジア競技大会が位置づけられる。
「五輪での金メダル獲得は世界一のチームになった称号だと思っています。私たちは世界一の自覚や責任を常に背負いながら、これまでも、そしてこれからも戦っていかなければいけない。だからこそ、今回のアジア競技大会で日本は負けるわけにはいかない。もちろん7連覇へのプレッシャーは大きいと思いますけど、それに負けているようでは再び世界一にはなれない。次に待つロサンゼルス五輪へ向けて、ここで良いスタートを切れるように戦っていけたらと思っています」

 

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