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横浜の織田翔希が智弁和歌山に3ランを浴びるなど3回途中でKOされ準決勝で涙をのむ(資料写真・スポーツ報知/アフロ)
横浜の織田翔希が智弁和歌山に3ランを浴びるなど3回途中でKOされ準決勝で涙をのむ(資料写真・スポーツ報知/アフロ)

なぜ?「プロの評価が落ちることはない」横浜の織田翔希が智弁和歌山に攻略された理由…疲労による球威不足と“元阪神”監督の対策…「登板回避した佐々木朗希より織田の決断を支持」

 織田は、1回戦の沖縄尚学戦では9回二死まで139球を投げたが、2回戦の日南学園戦は救援登板で3回40球、3回戦の霞ケ浦戦も救援登板で4回50球、そして準々決勝の花巻東戦から先発に戻り123球を投げて中1日登板だった。神奈川大会で足首を痛め、その怪我は完治していたわけではなかった。村田監督は最大限の配慮をしてきたが、156キロを超えるストレートを投げるためには相当体力を消耗する。しかも花巻東戦は暑い午後のプレーボールだった。
 松井氏は「4失点しても織田の評価が落ちることはない」と断言した。
「スカウトは今回最高にいい状態の織田を見た。日南学園戦で無死満塁をストレートで切り抜け、156キロを見せたシーンだ。この試合で課題はみつかったが、スカウトは選手のベストの状態で評価する。織田の評価が落ちることはない。ただ各球団の編成、スカウトはもう投げさせないでくれと思っていただろう。メジャーリーグのスカウトも今大会には来ていたらしいので、なおさらかもしれない。だが、織田も優勝のためにチームに貢献したいという強い思いがあり、村田監督も織田にかけていた。決勝で投げなかったのか、投げさせなかったのか、何か体に問題があったのかについては不案内だが、岩手大会の決勝で投げなかった佐々木朗希と疲労の中でも死力を尽くして投げて敗れた織田のどちらを評価するか?と聞かれれば私は織田と横浜の村田監督の判断を支持したい。佐々木は、現在ドジャースでローテーションに入っているが、あの決勝で投げなかったことが、今にどれほどつながっているのか。できれば、調子の悪い状態でも、つかまることなく、乗り切って欲しかったが、織田の悔しさや反省の方が将来に生きてくると思う」
 佐々木朗希は、大船渡高時代の2019年に花巻東との岩手大会決勝を「故障予防」のため回避して、チームは2-12で敗れて甲子園に出場できなかった。準決勝までの3試合で完投し投球数は435球だった。当時、賛否両論の論争が巻き起こり社会問題にまで発展した。一方の織田は、4試合で352球、大会を通じて408球だった。
 気になる進路について織田は何も語らず、村田監督はメジャーも選択肢にあることを明かした。
 松井氏は、即メジャーの選択肢には反対の意見を持つ。
「あれだけのポテンシャル。メジャーが狙ってくるのも当然。ただ足りない部分があることも露呈した。松坂大輔やマー君に近いレベルにあるが、完成度、体の強さで言えば物足りない。大谷翔平や山本由伸のパターンで、まずは日本のプロ野球で完成度を高めてからメジャー挑戦する形がベストではないか」
 今後は織田の決断に注目が集まる。

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