「自分でも驚き。パフォに満足している」オランダGP電撃復帰の角田裕毅が“ぶっつけ本番”のスプリント予選でSQ2進出12番手の大健闘を自画自賛…「ガレージで2年も過ごしたくない」の覚悟
F1のオランダGPのスプリント予選が21日、同国北部のザントフォールト・サーキットで行われ、レーシングブルズから電撃参戦した角田裕毅(26)が2回目(SQ2)に進出し、カットラインと0秒359差の12番手の大健闘の走りを見せた。レッドブルのアイザック・ハジャー(21、フランス)が左手首を骨折したため、レーシングブルズのリアム・ローソン(24、ニュージーランド)がレッドブルに昇格し、リザーブ兼テストドライバーの角田がレーシングブルズで緊急参戦したもの。角田はマシンに初乗りだったにもかかわらず11番手のローソンに0秒009差に肉迫。「驚いた」「自分のパフォーマンスに満足している」などとコメントした。

60分間のフリー走行1回目(FP1)だけというほぼぶっつけ本番
大きな手応えが表情に反映されていた。
スポットで今季初参戦したオランダGP初日のスプリント予選で1回目(SQ1)を13番手で突破。迎えたSQ2のラストアタックで角田がマークした1分13秒145は、この時点でカットラインの10番手だったローソンにわずか0秒009及ばなかった。
直後にレーシングブルズのルーキー、19歳のアービッド・リンドブラッド(英国)が1分12秒785を叩き出して9番手に浮上。最終的には10番手のガブリエル・ボルトレート(アウディ/ブラジル)と0秒359差で、ローソンとともにSQ2敗退を喫した角田は右手に握ったレッドブルを一口飲んでから取材に応じた。
F1公式サイトが伝えたフラッシュインタビュー。聞き手から「準備期間がほとんどなかった状況を考えれば、信じられないほど速かった」とマイクを向けられた角田は、笑顔を浮かべて「自分のペースの良さに自分でも驚いたよ」とこう続けた。
「僕にとっては、この(レーシングブルズの)マシンに乗るのは初めてだったからね。ブレーキを踏み込む力をふくめて、すべてが昨季と大きく違っていたし、まるでルーキーのような感覚だった。それでも最終的にはスプリント予選における自分のパフォーマンスにすごく満足している。もちろん改善すべき点はまだまだあるけど、この種のフォーマットでは徐々に積み上げていく必要があるからね」
後半戦の初戦となるオランダGPで、角田に代わって今季からレッドブルへ昇格し、ドライバーズランキングで8位につけていたハジャーがサマーブレイク中に手首に怪我を負ったとして欠場。レッドブル陣営は、昨季第3戦から角田と入れ替わる形で姉妹チームのレーシングブルズへ降格していたローソンを緊急昇格させた。
そして空いたレーシングブルズのシートに、今季から両チームのリザーブ兼テストドライバーを務める角田を指名した。マネージャーのディエゴ・メンチャカ氏から連絡を受けたのは18日。慌ただしくオランダへ駆けつけ、60分間のフリー走行1回目(FP1)だけという、ほぼぶっつけ本番でスプリント予選に臨んだ角田が、こう続けた。

