「情けない言い訳だが…」角田裕毅が「レースから離れていたせいで混乱があった」“ドキドキ審議待ち”もペナルティ無しでイタリアGP10位入賞確定…RB幹部は「素晴らしい仕事ぶり」と評価
角田に呼応するように、イリオポロス氏もこう返した。
「ああ、その通りだよ」
角田が11日開幕の次戦スペインGPにも参戦予定。
レッドブルのアイザック・ハジャー(フランス)が、トレーニングに取り入れたボクシングで左手首を骨折。サマーブレイク明けのオランダGPに引き続き今回のイタリアGPも欠場し、姉妹チームのレーシングブルズのリアム・ローソン(ニュージーランド)がレッドブルへ緊急昇格。空いたレーシングブルズのシートに、両チームのリザーブ兼テストドライバーの角田が座る“玉突き人事”も2戦を終えた。
ハジャーの状態に関して、レッドブルのローラン・メキース代表はスペインGPでも「リスクは冒したくない」と明言。ハジャーを100%で復帰させる状況を最優先させるとしている。望んでいたダブル入賞を成就させたレーシングブルズのチームプリンシパル、アラン・パーメイン氏のコメントをF1公式サイトが伝えている。
「私たちにとっては充実した週末だった。週末を通じて持っているものを最大限に活かし、最終的に両方のマシンがポイント獲得圏内に入った。両ドライバーの素晴らしい仕事ぶりであり、特に裕毅は2回目のドライビングで得点を獲得した。これからすぐに(拠点のある)ファエンツァに戻り、間近に迫るスペインGPへ目を向けたい」
F1のレギュラーシートを守った昨季までの5年間で、角田にとってモンツァ・サーキットは鬼門だった。リタイアが3度で、そのうち2度はスタートすらできなかった。残る2022年は14位で、レッドブルへの生き残りをかけていた昨季も13位。ハジャーのまさかの怪我で巡ってきた6度目を前に、角田はこんな言葉を残していた。
「ここで良い結果を出したい。ここでは一度もうまくいっていないからね」
スポット参戦ながらも持てる力をすべて発揮し、10位入賞という結果でモンツァにおける負の連鎖を断ち切っただけではない。レーシングブルズ幹部にも良い印象を与えた決勝での入魂の走りは、マドリードのマドリンクを舞台にした今季3戦目のチャンスへ、そして来季のF1復帰へ向けたアピールの場へとつながっていきそうだ。

