“惨敗”の角田裕毅に「何もない週末」と厳しい評価…レッドブル幹部はハジャーの重傷説を否定…角田の次戦アゼルバイジャンGPの4戦連続出場はハジャーの今週末テストで決定!
「角田は1周目でサインツに接触されて無実の犠牲者となり、マシンはフロア部分に大きなダメージを負った。重要なダウンフォースが失われたものの、角田はダメージを最小限に抑えてまずまずのラップタイムで走り続けた。オーバーテイクがほぼ不可能だったマドリンクでは渋滞に巻き込まれたが、これは彼の責任ではない」
英国の『THE RACE』が角田を厳しく評価したのは、オーバーテイクが極めて難しいとされる新設のマドリンクでは、その分だけ決勝のスターティンググリッドを決める公式予選の重要性が増す。Q2で角田が訴えたタイヤのグリップ不足は、中古タイヤで臨んだ角田に責任があったと言いたいのだろう。
いずれにしてもハジャーの負傷欠場に伴う“玉突き人事”で、今季からリザーブ兼テストドライバーを務めていた角田の電撃的なスポット参戦はオランダGPの11位、イタリアGPの10位入賞、そしてスペインGPの14位で終わった。
F1は1週置いて24日開幕のアゼルバイジャンGPから再開される。その中で英国のF1専門メディア『F1 OVERSTEER』は「左手首の骨折に加えて同箇所の腱断裂も負っているのではないか、という未確認情報がパドックを駆け巡っている」と、欠場がさらに長引く可能性があると報じた。
一夜明けて同メディアはレッドブルのメキース代表の反論コメントを伝えた。
「私たちが秘密にしていることは何もない。私たちはただ単に利用可能な時間を使っているだけだ。ハジャーは計画通りに回復しているが、この怪我は完治に時間がかかる。アゼルバイジャンの前にテストを行い、その後をどうするのか見てみようと思っている」
米国のモータースポーツ専門メディア『AutoRacing1.com』は、ハジャーを復帰させるか否かを決めるまでのスケジュールを伝えている。
「レッドブルはハジャーの回復具合を評価するためにさらに1週間近い時間を与え、その後に決定を下す。具体的にはGP週末を再現するシミュレーター作業とフィジカル評価テストを彼に課した上で、ほぼ完全なフィットネスに近づいた、と判断される場合にのみ彼を復帰させる。そうではない場合、100%回復を最優先させる」
再びリザーブ兼テストドライバーの仕事に戻るのか。それとも、レッドブルで苦戦が続いた昨季で最高位となる6位に入賞した相性の良いアゼルバイジャンGPで4戦連続の参戦チャンスが巡ってくるのか。来季のF1復帰を最優先に掲げ、そのためにアピールする機会が欲しい角田にとって長い1週間が始まった。

