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巨人の強行1位指名を見た瞬間にも織田翔希はまったく表情を変えなかった(写真・スポーツ報知/アフロ)
巨人の強行1位指名を見た瞬間にも織田翔希はまったく表情を変えなかった(写真・スポーツ報知/アフロ)

「巨人の強行指名は想定内だった」横浜高の村田監督は織田翔希の「ぶれない」メジャー挑戦決断をバックアップ…巨人3位指名の池田聖摩は「どちらに進んでも応援していきたい」

 プロ野球のドラフト会議が22日に都内のホテルで行われ、メジャー挑戦を表明していた最速157キロ右腕の横浜高、織田翔希を巨人が1位で強行指名した。全球団との事前面談で決断を伝えていた織田は同校での会見には出席せず、生出演したTBS系の特番で「正直、びっくりしています」とコメント。その上で「非常に光栄な指名をいただいたが、アメリカに挑戦する気持ちはまったくぶれません」と事実上の“入団拒否”の姿勢を示した。

 「正直、 ビックリしています」

 大きなどよめきとともに無数のフラッシュライトがたかれた。
 パ・リーグ最下位の楽天から順にアナウンスされた1巡目指名選手。日本高等学校野球連盟へプロ志望届を提出している織田を指名する可能性を否定も肯定もしていなかった地元の横浜DeNAは大商大の左腕・星野世那を指名したが、全体で10番目の指名でまさかのサプライズが起こった。
「第1巡選択希望選手 読売 織田翔希 投手 横浜高校」
 いつもは小講堂として使用される部屋に集まった野球部の同期生、練習を終えたユニフォーム姿の後輩たち、さらに学校関係者らが大騒ぎする中で、織田は地上波で生中継されているドラフト会議を映し出すモニターを見つめたままほとんど表情を変えない。その中で可能性が最も高いとされていたソフトバンクが青学大の右腕・鈴木泰成を指名、阪神も明大の榊原七斗を指名した時点で単独交渉権獲得が確定した。
 会見に出席するかどうか未定だった織田は、テレビカメラが10台並び、約60人の報道員が集まった会場で無表情のまま1位指名を見守った。
 そしてチームメイトの池田聖摩が同じ巨人に3巡目で指名されると一転して笑顔になり拍手を送った。その後、野球部の寮へ移動。ドラフト会議を生中継していたTBS系の特番に出演し巨人の強行指名に対する心境を問う質問にこう答えた。
「指名していただいて、正直、びっくりしています。非常に光栄な指名をいただいたが、会見させていただいた通り、アメリカに挑戦する気持ちはまったくぶれません」
 巨人の1位指名に対して敬意を表した織田は、特番内でも表情や口調をほとんど変えなかった。2012年のドラフト会議では、メジャー挑戦を表明していた岩手・花巻東高校の大谷翔平(現ドジャース)を日本ハムが単独1位指名。栗山英樹監督(当時)をはじめとする球団側の粘り強い交渉の末に入団したケースがある。
 特番内ではスタジオから、大谷のようにNPBで経験を積んでからメジャーへ挑む考えはあったのか、という質問も飛んだ。
「これまでたくさん悩んできた中に、そういった思いも正直、ありました」
 熟慮を重ねた期間にNPB入りも考えたと明かした織田は、気持ちとしてはもう迷いがないのか、と確かめる質問に短い言葉で即答している。
「そうです」

 

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