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横浜高校の157キロ右腕の織田翔希が会見を開きメジャー挑戦を表明した
横浜高校の157キロ右腕の織田翔希が会見を開きメジャー挑戦を表明した

「ドラフト指名の記者会見出席はわからない」なぜ横浜高の織田翔希はNPBを経由せずダイレクトでのメジャー挑戦を決断したのか…もし22日のドラフトでNPBから強行指名された場合は…

 最速157kmを誇る横浜高校の織田翔希投手(3年)が15日、神奈川・横浜市内の同校で記者会見を開き、ドラフト会議(22日)を前に日本プロ野球(NPB)を経ずにメジャーリーグに挑戦することを表明した。14日まで4日間に渡って行ったNPB全12球団との面談で米国行きの意向を各球団に伝えた織田は、メジャーから逆算して「マイナーリーグや大学も考えている」との覚悟も明かした。最終的な目標として「世界一のピッチャー」を目標に掲げた。なぜ織田は異例の決断を下したのか。

 最終目標は「世界一のピッチャー」

 記者会見場に様変わりした横浜高校本館3階の会議室に、テレビ及びビデオカメラが16台も並ぶ。約40社、総勢で90人もの報道陣が見つめるひな壇で、立ち上がった織田が「単刀直入に」と前置きした上で卒業後の進路を明かした。
「昨日までの(NPB)各球団のみなさまとの面談でもお伝えさせていただきましたが、自分の最終目標である世界一のピッチャー、世界で活躍するという目標に向けて、アメリカの地で挑戦することに決めました」
 卒業後の進路を表明する場として設定された会見の冒頭で、織田はNPBを経由せずに米球界へ挑むと表明。さらにこう続けた。
「このタイミングで(米国へ)行く理由としては、やはり一番の困難である言葉の壁という部分で、若いうちから生の英語に触れることによってMLBに上がった際に自分の意思でチームとしっかりと意思疎通を図れる。そこが一番だと思います。自分は日本一になる夢を持って横浜高校に来ました。チームメイトを含めて、本当にたくさんの方々に支えられて最後まで完走できました。その中で次は世界一のピッチャーになって、世界で戦いたいという気持ちが芽生えてきました」
 身長186cm・体重80kgの巨躯を誇る本格派の織田は、名門・横浜高校へ入学した直後からベンチ入り。2年次の春の選抜では奥村頼人(千葉ロッテ)との二枚看板で頂点に立ち、最上級生になった今夏の神奈川県大会では自己最速の157kmをマーク。4季連続の甲子園出場を果たした夏の全国高校野球選手権大会でも、花巻東(岩手)との準々決勝などで甲子園史上最速の156kmを計測した。
 NPBだけでなくMLBからも注目される存在となった中でMLB挑戦を決めた織田は、同時に「小さな頃はNPBさんにもすごく夢を持っていました」と明かす。
「本当に素晴らしい球団もありますし、実際にNPBさんでプレーをしたいという思いもありました。NPB を通ったほうが、メリットが多いかもしれません。それでも世界一になってプレーしたい、という思いが一番背中を押してくれました。今後に関してはマイナーリーグもそうですけど、大学のほうも考えています。どの道に行ってもやるべきこと、自分が頑張って上を目指していくことには変わりがないと思っているので、たくさんの方々の思いも背負ってアメリカの地で挑戦したい」
 日本の高校から直接MLB入りを目指す場合は、国際アマチュアFA制度を利用して全30球団との交渉に臨み、まずはマイナー契約を目指す。直近では投げては最速153kmをマークし、打っては高校通算45本塁打を放った森井翔太郎(東京・桐朋高校卒)が昨年1月にアスレチックスとマイナー契約を結んでいる。
 国際アマチュアFA以外でMLB入りした例では、花巻東時代に高校歴代最多の通算140本塁打を放ち、卒業後に米国のスタンフォード大学に進学した佐々木麟太郎が挙げられる。昨秋のNPBドラフト会議でソフトバンクから1位指名されていた佐々木は、今年7月のMLBドラフト会議でマーリンズから8巡目指名(全体235位)を受けて契約。憧れのメジャー昇格へ向けてマイナーからスタートを切っている。

 

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