ダルビッシュが織田翔希の巨人“拒否”に「(直メジャーは)お勧めしない。絶対に日本の球団経由の方がメジャーでプレーできる確率は上がる」と「客観的事実」見解…理由はマイナーの過酷環境
ダルビッシュも東北高校からドラフト1位で日ハムに入団して7年間プレー。通算93勝をあげてポスティングによりメジャー挑戦してレンジャースと6年総額6000万ドル(約95億円)の大型契約を結び、1年目から16勝をマークする活躍を見せた。
ダルビッシュは、さらに現在アメリカの学校に通っている自分の息子たちを例に出した。
「僕の息子たちがメジャーを目指すとなったら、ドラフトでメジャーに指名されていくよりも日本の球団に1回入ってプレーして良ければアメリカに来る方がいいなと思います」
これがメジャーで15年間プレーして結果を残してきたダルビッシュだからこそ言えるリアルなメジャーでの成功法なのだろう。過去に田澤純一が、社会人の新日本石油ENEOSから、直でメジャー挑戦し、異例のメジャー契約でレッドソックスに入団して結果を残した例があるが、社会人経験もありレアなケース。ドラフト前にメジャー挑戦を表明しながら、日ハムにドラフトで強行指名され、栗山英樹監督の説得と日ハムが示した育成プランに気持ちが動き、急転、日ハム入りした大谷翔平も、そのファイターズでの5年間が、大きな財産となり、メジャーで4度MVPを獲得する大成功につながっている。
さらにダルビッシュは、メジャー挑戦の決意がブレていない織田が、巨人との交渉を“拒否”している現状についても質問され、「ある程度(気持ちが)決まっている状態でいると思うので、だからそうなんでしょうね」と、織田の“直メジャー挑戦”の意思が固いことを推測した。
ただダルビッシュはあくまでも自らの考えを一般論として語ったに過ぎない。織田に「巨人経由でメジャーに挑戦すべし」と提言したわけでもない。だが、SNSなどでは、誤解されて拡散されたため、改めて自らのSNSでこう説明した。
「昨日のラジオで高校から直接MLB球団に入る難しさを話しましたが、これは織田投手がどうするべきかという話ではなく客観的な事実を伝えています。 人それぞれ挑戦の理由は違いますし、夢は大きい方がいいですからどういう形になってもご本人の決断を応援したいですね」
ダルビッシュらしい優しさと織田への配慮。
ドラフト会議後にヤンキースなどで活躍するなど、メジャーを知るスーパースターの松井秀喜氏が巨人の監督に就任して状況も少し変わった。果たして織田はどんな最終決断を下すのだろうか。

