「優勝候補にふさわしくない内容」韓国メディアは大谷ノーヒット、日韓戦先発予定の菊池3失点、守乱でオリックスに3-4惜敗の侍Jに「追い風だ」「井端監督の構想が色褪せた」と色めき立つ
WBCに向けての強化試合が2日、大阪の京セラドーム大阪で行われ、日本がオリックスに3-4で惜敗した。メジャー組がこの試合から登場したが「2番・DH」で出場したドジャースの大谷翔平(31)が3打数ノーヒット、7日の韓国戦先発が有力視されているエンゼルスの菊池雄星(34)が初回に守備のミスなどもあり3失点し、韓国メディアは「韓国にとって追い風」「優勝候補にふさわしくない内容」と厳しく報じた。
大谷はストレートに差し込まれていた
最後に見せ場を作った。
2点を追う9回二死一、二塁でオリックスの椋木から牧がレフトフェンスにワンバウンドで当たる強打を放った。二塁走者の周東が還り、さらにサポートメンバーとして参加している仲田が一塁から同点を狙いホームへ頭から滑り込んだがアウトでゲームセット。それでもベンチでは大谷が笑顔で拍手を送りその意気込みを称えて敗戦空気を払拭した。
だが、内容はピリっとはしなかった。
「2番・DH」でスタメン出場した大谷は3打数ノーヒット。先発の菊池は立ち上がりにスライダーが甘くゾーンに集まり3失点。しかも一死一、二塁から西野を三塁ゴロに打ち取ったものの、佐藤の送球を受けたセカンド牧の一塁への送球がそれて併殺を奪えずに1点を献上した。2回にはライトの近藤がライト線の打球の処理をミスして二進を許した。
これに色めきだったのが7日に日韓戦を迎える韓国メディアだ。4回46球を投げて6安打3失点の菊池は、日韓戦の先発が予定されているだけになおさらだった。
「ザ・ゲート」は「侍ジャパン、まだ本調子ならずか…菊池が初回3失点、序盤に失策2つ、大谷は無安打、オリックスに1点差で敗戦」との見出しを取り、こう報じた。
「世界最強を自負しWBC連覇を狙う侍ジャパン」が、開幕を目前にして手痛い“教訓”を受けた。信頼していたエースの乱調と緩んだ守備が重なり、優勝候補の名にふさわしくない内容となった。打線も集中力を欠き、実に2538日ぶりに母国のマウンドに立った菊池にとっては、ほろ苦い結果となった」
さらに菊池に関しては「最速157キロと球速自体は悪くなかったが、直球とスライダー中心の単調な配球を痛打された」と伝えた。
「リュ・ジヒョン監督率いる韓国に追い風!日韓戦先発有力の菊池が4回3失点と不安残す投球」との見出しを取って報じたのは「スポーツソウル」だ。
「菊池の投球内容は期待を下回った。オリックス打線に6安打を許し、失点のピンチを自ら招いた。特に4イニングの間に集中打を浴びて失点した点は、本大会を前に日本ベンチの不安を一層深めるものとなった」
そう厳しく評価し、こう続けた。
「菊池の不振は、リュ・ジヒョン監督率いる韓国にとって明らかな追い風だ。この日の阪神戦では、キム・ドヨンの本塁打など好調な打撃を見せた韓国打線にとって、日本の“エース”が揺らぐ姿は自信を高める材料となり得る」
だが、菊池は2回以降は、修正して無失点に抑えた。
「スポーツ朝鮮」は「全盛期と比べると球威は落ちた印象だが、大舞台での経験が豊富なベテランであり、決して侮れない相手だ」と警戒心は緩めなかった。井端弘和監督も「菊池は実戦が初めで初回につかまりましたが、緩急をつけながら、スピードも2、3回と投げるたびに上がってきたのは良かった」と心配していない。

