「日本の打者を意識しすぎた」3発被弾の韓国サイドハンドが鈴木誠也と大谷翔平に脱帽…「当初は日韓戦先発ではなかった」裏舞台
WBCの1次ラウンドが7日、東京ドームで行われ、日本が8-6で韓国に逆転勝利した。8強進出を狙う韓国はあえて日本にエース級はぶつけずに34歳のサイドハンドのコ・ヨンピョを先発に立てたが、カブスの鈴木誠也(31)に2本、ドジャースの大谷翔平(31)にも同点アーチを浴びるなど4失点してリードを守れなかった。
エース級2人は台湾と豪州戦に回した
緩急と技巧でメジャーリーガーが揃う日本打線を封じるには無理があったのか。韓国先発の34歳のサイドハンドのコ・ヨンピョが撃沈した。
3点のリードをもらうも、その立ち上がりに大谷に四球を与え、一死から鈴木にフルカウントからのツーシームを逆方向へ運ばれた。さらに3回に一死から大谷に内角へ甘くはいったスライダーをレフトスタンドへ放り込まれて同点。コ・ヨンピョの目はうつろだった。
そして二死から鈴木にど真ん中へスライダーを投じるミスを犯して、2打席連続となる勝ち越しの一発を今度はレフトスタンドの上段にまで持っていかれた。ここでコ・ヨンピョは降板。2番手のチョ・ピョンヒョンも吉田正尚に一発を浴びて2点差となった。
韓国メディア「マイデイリー」によると、試合後にコ・ヨンピョは「試合開始直後に(大谷に)四球を与え、制球の感覚をつかむのに時間が必要だった。カーブ(スライダー)で2本の本塁打を打たれた点が残念だ」と、3回を投げ切れず4失点した投球内容を振り返った。
また別のメディア「ニューシス」は「日本の打者をかなり意識したことで、試合展開が難しくなった」とのコメントを紹介した。
前出の「マイデイリー」は「あまりにも重い任務だった。相手は他でもない日本だ。単なるライバルではない。実力、国民感情、これまで積み重なってきたストーリーを考えれば、誰がマウンドに上がっても簡単な試合ではなかった」と同情的だった。
同メディアによると、昨季、韓国プロ野球のKTウイズで29試合、161回を投げて11勝8敗、防御率3.30の成績を残しているコ・ヨンピョは、WBC仕様にフォームの改造を行っていたという。
「より軽快な形にした」そうで「チェンジアップの軌道が短くなり、ピッチトンネルが長くなったため、ストレートとチェンジアップを見分けるのがより難しくなった」という。
だがそれは裏目に出た。
「短期間で投球フォームを変えた影響だったのだろうか。コ・ヨンピョらしくない失投が続いた。球が真ん中に集まり、世界最高レベルの打者たちはそれを見逃さなかった」とした。
またその新フォームを使い、ストライクゾーンのギリギリで勝負するはずが、球審の判定も”逆風”になった。
同メディアは「球審の助けも得られなかった。速報上ではストライクゾーンにかかっている球がいくつもあったが球審はボールと判定した」と指摘。だが、コ・ヨンピョは、「ゾーンについても残念な部分があると言えばあるが、両チーム同じ主審が見ているので言い訳にはならない」と答えたという。

