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楽天の新監督に前ロッテ監督に吉井理人氏が就任した(資料写真・スポーツ報知/アフロ)
楽天の新監督に前ロッテ監督に吉井理人氏が就任した(資料写真・スポーツ報知/アフロ)

「私は過去に三木谷に二股の監督オファーをかけられた」楽天の吉井新監督がオーナー同席で正式発表も球界大御所は昔話を暴露し疑問…「辞めたばかりの最下位監督に何ができるか。奇妙な人選」

 楽天は17日、仙台市内で前ロッテ監督の吉井理人氏(61)の就任会見を三木谷浩史オーナー(61)が同席の上で行った。三木谷オーナーは会見出席を「本気度をお伝えする意味があって」と明かし、吉井氏の抜擢を「中長期的な改革」であることを伝え、吉井氏も「可能な限り優勝を目指す」と抱負を語った。だが、巨人OBでヤクルト、西武で監督を務め、ロッテではGMも経験した広岡達朗氏(64)は17年前に楽天から監督オファーがあったことを明かした上で「三木谷は野球を真剣に考えていない。去年辞めたばかりの最下位監督に何ができるか。奇妙な人選だ」と異例の人事に疑問を投げかけた。

 三木谷オーナー「中長期的なところも取り組んでいく」

 交流戦途中の10日未明に三木監督を途中休養させた楽天がシーズン中では超異例となる外部監督の吉井氏の招聘を決めて三木谷オーナーが同席の上で記者会見を行った。吉井氏はリーグ戦が再開する19日のロッテ戦から指揮を執る。
 楽天の公式Youtubeが伝えた会見映像によると、三木谷オーナーは、星野仙一氏以来となる監督就任会見に自らが出席した理由を「本気度を皆さんにお伝えする意味があって」と明かした。
 そして吉井氏を選んだ理由を「チームの礎を築いていっていただく上で適任」と説明。「中長期的なところも取り組んでいく」「親会社としてもっとサポートできることもある。設備面、組織面、人材面、すべてにおいて今後大きな投資をして」とバックアップを惜しまない姿勢を伝えた。
 中長期的な戦略に欠け、過去に1年でクビにした監督が初代監督の田尾安志氏、マーティ・ブラウン氏、大久保博元氏、平石洋介氏、前監督時の三木氏、今江敏晃氏と6人もいることへの批判の声が多いことへのアンサーだろう。
 昨年までロッテの監督だった吉井氏もこう決意を語った。
「初めは本当にちょっと迷ったんですけども“やるぞ”と決めてからは覚悟は決まっています。戦う気持ちになっています。一番大きかったのは三木谷オーナーが本当に熱心に誘ってくれて野球に対する思いもすごく強いことを感じてもう引き受けなければいけないなと思いました」
 残り80試合あるが現在5位のロッテに8.5ゲーム差をつけられて借金17の最下位。ロッテ監督として対戦相手の楽天を昨年までは見ているが現状の戦力をどれだけ把握しているかも不明だ。
 それでも「可能性がある限り優勝は目指したい。本当に簡単なことではないので“何言ってんねん”と思っている人もいるかもしれないですけどもプロの集団としてもう絶対のことなので可能性がなくなるまでは諦めずにそこを目標にやっていきたい」との抱負を口にした。
 球界大御所の広岡氏は今回の異例の人事に疑問を呈した。
「そもそも三木監督が途中休養してまだ1週間しか経過していない。しかも交流戦の途中に夜中の1時に発表したというじゃないか。常識外れだ。新監督がなぜ去年ロッテを辞めたばかりの吉井なんだ? 吉井はロッテの3年間で一度も優勝をしていないし、最後は最下位に終わった監督じゃないか。なんの実績も残していない最下位監督に何ができるのか。奇妙な人選だ」

 

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