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W杯6度目の出場となる38歳のメッシがハットトリックを達成も疑惑の判定で炎上騒ぎに(写真:ロイター/アフロ)
W杯6度目の出場となる38歳のメッシがハットトリックを達成も疑惑の判定で炎上騒ぎに(写真:ロイター/アフロ)

メッシ“ハットトリック”の疑惑の判定映像がSNSで拡散…「100%レッド。退場だ」「偉大な選手の特別扱い」と元代表選手、元審判、ファンから批判の声が殺到する異常な炎上騒ぎに

 W杯北中米大会のグループステージJのアルゼンチン対アルジェリアが16日(日本時間17日)、米カンザスシティで行われ、6度目の出場となるアルゼンチンの主将リオネル・メッシ(38)がハットトリックを決めて3-0で快勝した。W杯歴代最多得点となる「16」に並んだが、1-0で迎えた前半30分過ぎに自陣のバイタルエリアでボールを奪いにいったメッシが相手を転倒させる危険なプレーがあり、そのシーンがSNSで拡散。元代表、元審判やファンが「100%レッド」「退場だ」と疑惑の判定の声をあげて大騒動となった。

 前半30分過ぎに相手DFのふくらはぎを後ろから踏んだ?!

 W杯6度目の出場となるメッシが涙を流した。
 前半17分だ。中央からスルーパスを受けたメッシが先制のミドルを叩き込んで思わず感激に浸った。さらに後半15分アレクシス マックアリスターのミドルシュートを元フランス代表のレジェンド、ジネディーヌ・ジダン氏の次男であるGKルカ・ジダンが弾くとゴール前にポジショニングしていたメッシが右足で2点目をゴール右へ流し込み、続けて31分には再び左足でミドルを打ち込み、いきなりハットトリックをやってのけた。元ドイツ代表のミロスラフ・クローゼの持つ歴代最多ゴールの「16」に並ぶも、その記録に物言いがついた。
 1-0で迎えた前半30分過ぎに一発レッドで退場処分ともなってもおかしくない危険なプレーがあったのだ。
 自陣のバイタルエリアで、メッシはDFアイサ・マンディからボールを奪おうと、遅れたタックルを仕掛けて転倒させた。その際、スパイクが相手の右足のふくらはぎからアキレス腱のあたりをもろに踏んだように見えた。一発レッドでもおかしくない危険なプレーだったが、主審のシモン・マルチニアクは、ファウルを宣告してフリーキックは与えたものの、イエローカードさえ提示しなかった。
 VARも重大な反則行為としてオンフィールドレビューを勧告しなかった。マンディらアルジェリアのメンバーは不満な顔を浮かべたが、そのままプレーが続行された。だが、この場面の映像がSNSで急速に拡散され、ファンや専門家の間で「メッシは退場処分を受けるべきだったのではないか」「メッシは特別待遇を受けている」という議論が巻き起こり、大炎上騒ぎとなった。
 英「ザ・デイリースター」や米「FOXスポーツ」などの複数の海外メディアが、ESPNの番組で解説者の元ベネズエラ代表のアレハンドロ・モレノ氏が語った「100%レッドカードだ」とのコメントを紹介した。
 モレノ氏はハッキリと「これは偉大な選手が特別扱いを受けるという物語に沿った判定だ」と断言した。
 また同じくESPNの解説者で、アンダー世代の元イングランド代表でマンチェスター・シティでプレーしていたネドゥム・オヌオハ氏もそのモレノ氏の意見に同調した。
「レッドカードであるべきだったと思う。主審が見逃した理由は理解できる。だがビデオ判定担当者があの映像を見て『問題ない、これ以上の処分は必要ない』と判断したのだとしたら、私は個人的にレッドカード相当のプレーだと思う」
 ドイツのサッカー専門メディア「ワンフットボール」は、元ブンデスリーガ審判のパトリック・イットリヒ氏が『マゼンタTV』に出演して語った詳しい解説をこう紹介した。
「レッドカードには3つの基準があります。このケースではまず第一に彼にはボールをプレーできる可能性が0.0%しかありませんでした。第二に接触した箇所が危険に見えます。唯一欠けているのはプレーの強度だけですが、退場処分となる3つの基準のうち2つを満たしています」
 そして最終結論をこう明かした。
「私ならレッドカードです。ブンデスリーガで、このようなプレーでレッドカードが提示されたケースを私たちは何度も見てきました。競技規則の観点から見れば、退場処分が適切だったでしょう」

 

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