• HOME
  • 記事
  • サッカー
  • 辞任要求され「孤立無援」FIFA会長がトランプ大統領に助けを求めるも「電話を無視される」…FIFA事務局長が全職員に送った「非難されるべき」「個人は去る」の衝撃メールを仏紙が暴露
インファンティーノ会長が蜜月だったはずのトランプ大統領に助けを求めるも電話を無視される(写真・スポーツ報知/アフロ)
インファンティーノ会長が蜜月だったはずのトランプ大統領に助けを求めるも電話を無視される(写真・スポーツ報知/アフロ)

辞任要求され「孤立無援」FIFA会長がトランプ大統領に助けを求めるも「電話を無視される」…FIFA事務局長が全職員に送った「非難されるべき」「個人は去る」の衝撃メールを仏紙が暴露

 大バッシングを受けてW杯株式売却計画を撤回したものの辞任要求を突きつけられているFIFA(国際サッカー連盟)のジャンニ・インファンティーノ会長(56)がドナルド・トランプ大統領(80)に“救援要請”の電話入れたが無視されていることが明らかになった。またFIFAのマティアス・グラフストローム事務局長(45)が全職員に送った内部メールが暴露された。会長を激しく批判、辞任要求を決議する可能性さえ示唆している。

 米国国務長官との非公開協議を求めるも不発

 一度火のついたバッシングは止まらない。
 インファンティーノ会長は、W杯の一部事業を切り離し「FIFAフォワード・エンタープライズ」と呼ばれる総額200億ドル(約3兆2600億円)規模の株式会社を設立、その株式の20%をトランプ大統領の娘婿の弟が経営している投資会社に売却する計画をぶちあげたものの、UEFA(欧州サッカー連盟)など、211の加盟参加協会の過半数以上から大反発を受け、わずか3日後に撤回した。しかし、事態は収拾せず、今やその批判の声は辞任を要求する動きに変わっている。
 仏紙「ル・モンド」は、インファンティーノ会長の右腕だったFIFAの事務局長が全職員に送った衝撃的な長文メールを入手して暴露した。この計画を撤回した後に全職員に送られたとみられる内部文書だ。
 グラフストローム事務局長は「悲しく非難されるべき一連の出来事でした。しかし幸いにもFFE(FIFAフォワード・エンタープライズ)計画が永久に放棄されたことで終結しました。この出来事に私たちは深く失望していますが、それによって私たちの本来の使命が見失われてはなりません」と激しく批判。
 そしてこう呼びかけた。
「私たちは皆、理解することも受け入れることも難しい混乱の真っただ中に投げ込まれました。しかしこれまで私たちを一つにしてきたもの――サッカーへの奉仕、そして211の加盟協会への奉仕――に集中し続けてください。すべての関係者と手を携え、FIFA規約およびFIFA諸規則を完全に順守しながら、それを続けていきましょう。事務局の一員である皆さんは、現在私たちが置かれている政治的状況から守られます。心配する必要はありません」
 衝撃的だったのが次の一文だった。
「個人は去り、不安定な時期も、不幸な出来事も過ぎ去ります。しかし、この組織、その使命、そして世界のサッカーに対する責任は続いていきます。だからこそ、私たちは常にプロフェッショナリズム、広い視野、そして冷静さを保たなければなりません」
 この個人とはインファンティーノ会長を指している。つまりインファンティーノ会長への辞任をつきつけ、FIFAから“追放”することを示唆したのだ。
 インファンティーノ会長は、来年3月に会長選を控えているが、それを待つまでもなく、FIFAが緊急理事会を開き、インファンティーノ氏に会長辞任を迫ることが可能だ。緊急理事会は、理事会メンバーの37人のうち19人以上が要請した場合に2週間以内に開かれることになっている。理事会メンバーは、UEFAの9人、AFC(アジアサッカー連盟)の7人、CONCACAF(北中米カリブ海サッカー連盟)の5人、アフリカの6人、CONMEBOL(南米サッカー連盟)の5人、オセアニアの3人で構成されていてこのグラフストローム事務局長もメンバーの1人だ。

 

関連記事一覧