「藤川監督のリクエストは遅くないか?」阪神の前川右京「ファウル→死球」判定を巡り横浜DeNAファンが激怒…「ストライクゾーンを振りにいって死球なのか?」
阪神が20日、甲子園での横浜DeNA戦に8-1で快勝して2位転落、マジック消滅の危機を回避したが、前川右京(23)のファウル判定が藤川球児監督(46)のリクエストによって死球に覆った問題を巡って、相川亮二監督(50)が「確認」という名目で抗議。SNSやネットでは横浜DeNAファンが激怒する騒動が起きた。
阪神OBの濱中氏も「これを死球と言われたらきつい」
甲子園が騒然となった。
0-0で迎えた3回だ。阪神は近本のヒットに中野がバスターエンドランを決め、佐藤が四球を選ぶなどして二死満塁のチャンスを作った。
バッターは6番の前川。横浜DeNAの先発竹田が初球に投じたスライダーが前川の足元付近へとひっかかっり暴投となってまず先制点が入った。そして続く2球目に事件が起こった。
インハイに投じたスライダーがスイングを仕掛けた前川のグリップエンド付近に当たったのだ。審判は、ファウルの判定。だが、前川が右手を痛がるそぶりを見せたため、トレーナーや和田ヘッドが駆けつけた。前川はそのまま試合続行が可能かを確かめるために素振りをしていた。
かなりの時間が経過してから藤川監督がベンチを出て、前川自身に当たったかどうかを確認して球審にリクエストを要求した。リプレー映像がチェックされ、投球がエルボーガードに当たっていたと認められ死球に判定が覆った。
すると納得のいかない相川監督がベンチを飛びだした。リクエストに対しての抗議は認められずベンチを出た時点で退場となるが、相川監督は抗議ではなく「確認」という形で球審へ何やら訴えた。
デイリースポーツなどスポーツ各紙の報道によると、相川監督が「確認」したのは、死球判定ではなく、藤川監督のリクエストが「遅かったのではないか」という「確認」だった。
NPBのリプレイ検証制度「リクエスト」の7(1)には、「リクエストを行使する場合、判定後、監督は速やかにベンチ前に立ち、球審に向けて、モニターを意味する『四角』を手で形どることがリクエストを行使するサインをする」とある。この「速やかに」について具体的な時間は定められていないが、リクエストが「遅い」ことを理由に認められないケースは少なくなく、相川監督も、その苦い経験をしている。
だが、甲子園は、相川監督の退場を求める虎ファンの大ブーイングに包まれて騒然となった。
相川監督が鶴岡ベンチコーチに促されてベンチへ下がると審判団が集まり異例の協議。責任審判の吉本審判員は場内に「ベイスターズの相川監督から確認がありましたので、こちらも確認し、そのまま試合を続行します」とだけアナウンスで説明し試合は二死満塁から再開された。
続く元山の一塁線を襲う打球が、2点タイムリー内野安打となり、阪神は3-0とリードを広げた。終わってみれば、8-1の大差で阪神が勝利して、2位転落とマジック消滅危機を回避したが、この前川の死球判定が大きな分岐点だった。
SNSやネットのコメント欄ではこの審判の判定に横浜DeNAファンが激怒した。

