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W杯でその発言が物議を醸した塩貝が代表初ゴール( 写真:なかしまだいすけ/アフロ)
W杯でその発言が物議を醸した塩貝が代表初ゴール( 写真:なかしまだいすけ/アフロ)

「黙らせる」パフォの塩貝健人がW杯ブラジル戦前の発言を巡り家族への誹謗中傷を「一番悔しかった」…「スタイルは変えない。結果が出ている時に大きいことを言うのは誰でもできる」

 サッカーの日本代表が24日、宮城県宮城郡のキューアンドエースタジアムみやぎで行われたウルグアイ代表との国際親善試合を3-1で制し、第3次森保ジャパンの初陣を勝利で飾った。同点で迎えた後半アディショナルタイムに、FW塩貝健人(21、ヴォルフスブルク)が出場4試合目で初ゴールをゲット。W杯北中米大会のブラジル戦前の発言が波紋を広げ、敗戦後にSNSで家族らも誹謗中傷された塩貝は、唇に右手人差し指を当てたゴールパフォーマンスを「僕のあの1点で黙らせる、という意味があった」と説明した。

 「すごく悔しい思いで日々を過ごしていた」

 笑顔の代わりに強気なゴールパフォーマンスを演じた。
 出場4試合目で待ち焦がれた代表初ゴールを決めた直後。バックスタンド方向へ走り始めた塩貝は、おもむろに右手の人差し指を縦に伸ばして唇に何度も当てた。後半アディショナルタイムに劇的な勝ち越しゴールを決めて、日本を勝利に導いたヒーローにしてはかなりギャップのある仕草の意味を、当然のように試合後に問われる。
「W杯前から期待してもらっているのになかなか点を取れなかった、という状況で、日本から応援してくれたみなさんには本当に感謝しかないですけど……」
 自身に届く応援の声に感謝しながらも、塩貝はこんな言葉を紡いでいる。
「中には僕が2部でプレーしているとか、今回の代表選出とか、いろいろとあったW杯に対してとか、僕自身にいろいろなメッセージがすごく届いた。僕もすごく悔しい思いで日々を過ごしていたので、その中で僕のあの1点で黙らせる……黙らせるというわけじゃないですけど、そんな感じの意味がありました」
 オランダのNECナイメヘンから、今年1月に塩貝がステップアップを果たしたヴォルフスブルクは、今季からブンデスリーガ2部を戦っている。その中で塩貝は全5試合に出場しているものの、まだゴールを奪えていない。それでも第3次森保ジャパンの初陣に召集された21歳へ、SNSを介して心ない言葉が届けられた。
 さらにW杯北中米大会期間中の一件も批判される材料になった。
 ブラジルとのノックアウトステージ初戦を前に、塩貝は日本メディアに対して「彼はもう昔のネイマールではない」や「(ブラジルは)昔はすごく強かったけど、今はどうなんですかね」などとコメント。これがポルトガル語に訳されてブラジルのメディアでも報じられ、選手たちやブラジル国民を激怒させた。
 たとえばFWマテウス・クーニャ(マンチェスター・ユナイテッド)は、試合終了間際の劇的なゴールで勝利した直後に右手を広げて、塩貝に「小僧、敬意を払え!」と罵声を浴びせた。右手の5本の指は歴代最多の5度のW杯優勝を指していた。

 

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