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金メダルを獲得した前田凜が中国の唐婧に腕を噛まれた(写真:松尾/アフロスポーツ)
金メダルを獲得した前田凜が中国の唐婧に腕を噛まれた(写真:松尾/アフロスポーツ)

トンデモ主張?!中国柔道女子の”噛みつき”反則負け暴挙を中国メディアが「うっかり誤って噛んだだけ」「証拠もない」「日本の一方的な話」と報道して国内外で波紋!

 愛知・名古屋アジア大会の1日・IGアリーナで行われた柔道女子70キロ級で金メダルを獲得した前田凜(21、環太平洋大)が、準々決勝で中国の唐婧(31)に左手首を噛まれて反則勝ちした試合の波紋が広がっている。許しがたい蛮行に中国メディアは「理解しがたい」という批判と、あろうことか「証拠もない」「うっかり誤って噛んだだけ」と反則負けに異議を申し立てる声で真っ二つに分かれた。唐は試合後に取材を拒否。抗議のためなのか敗者復活戦の出場を棄権している。

 「あまりにも痛かった」

これが歯形だ!(TBS中継映像より)

 とんでもない暴挙だ。柔道女子70キロ級準々決勝で前田は中国の唐婧を開始45秒で倒して寝技に持ち込んだ。何度もひっくり返しながらコントロールして抑え込みに入ろうとしたが、襟首をつかまれていた唐婧がなんとか脱出しようと、その前田の左手首あたりを噛んだのだ。それも審判が「待て!」を指令するまで20秒以上にわたって噛み続けたのだ。
 前田は柔道着の袖をまくって審判に腕を噛まれたことをアピール。審判が確認すると、テーピングを巻いた手首の上腕寄りの部分にハッキリと歯形が残っていた。 
 審判団がビデオで確認する間、早川憲幸コーチからも「見せとけ、見せとけ!」との声が飛んだ。
 中継局の解説を務めたリオ五輪女子52キロ級銅メダリストの中村美里さんも「これは凄い噛んでいますね、結構な力で。もし手が口元にあっても思い切り噛まなければああいう形にはならない」「(唐婧は)ただ必死に耐えていただけといった表情をしていますが、噛む行為は反則になります」と指摘した。
 結局、審判団は反則負けを決定。唐婧に通告すると右手を口元に持っていき偶然歯に当たっただけとアピール、両手を広げて「なぜ」と抗議した。そのまま下がろうとしたが、前田が握手を求めるとそれには応じたが、試合後の取材には応じず、抗議の意味があったのか、敗者復活戦の出場を棄権した。
 一方の前田は準決勝、決勝と勝ち進み、カザフスタンのアザール・アスカハットを合わせ技1本で下して金メダルを獲得した。
 台湾の中央通信社によると、前田は、準々決勝後、6時間が経過しても残っている歯形を記者団に公開し、こう振り返った。
「こういうことは滅多に起こらないし、私も初めて経験しました。最終的な決定がどうなるか分からなかったので、まず審判に報告しました。運が良かったけど、たとえそうでなくても試合に勝つ強い決意はずっと持っていました。最初はただ歯が何かに触れているだけだと思っていましたが、あまりにも痛かったのです。よく見ると相手が本当に強く噛んでいたのがわかりました。噛まれた後も多少の痛みは感じていましたが、畳に足を踏み入れた瞬間、アドレナリンが一気に出て大丈夫でした」
 1997年にプロボクシングのWBA世界ヘビー級タイトルマッチで元3団体統一王者で挑戦者のマイク・タイソンが王者のイベンダー・ホリフィールドの耳を噛みちぎる事件を起こしたことがあったが、それにも匹敵する国際舞台での暴挙だ。

 

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